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日経平均は21年ぶりの高値  ~ 分不相応な上昇にも見える ~ [経済を眺める楽しみ]

17日の日経平均株価は11日続伸。
終値は21,336円。
21年ぶりとなる21,000円台が固まってきた。
日経平均の最長連騰記録は、1960.12.21~1961.1.11までの14連騰らしいが、どこまで続くだろう。

このところの株高の背景としては、
・好調な世界景気
・北朝鮮情勢の落ち着き
・日本株の出遅れ修正
・与党優勢が伝わる選挙情勢
などが挙げられている。

ここまで上がり続けると、さすがに高値警戒感も広がって来ているが、世界中が上がっているだけに、まだいけるとの声も強い。
各国の年初来の上昇率を見ると、
ブラジルが28%、インドが23%、
いろいろ伝えられながら、韓国も23%上げている。
先進国でも、アメリカが16%、ドイツも13%上げているようだから、
日本の11%は全く突出してはいない。

しかし、これまでの幾多の上昇局面でも、
「十分に説明ができる」
「今回はバブルではない」
「経済のパラダイムが変わった」
などと経済評論家やアナリストたちが指摘し、その後あっけなく急落ということが何度もあった。
だから今回も、今の数字がピークという可能性だってなくはない。
マスコミが囃し出したらそこが頂上というケースも少なくない。

また、
少子高齢化には全く歯止めがかかっておらず、人口減少はどんどん進み、
政府の借金は積み上がるばかり、
規制改革は見るべきものがない、
頼みの企業も不祥事続出、
という日本経済の状況で、株だけが上がり続けるはずがないとも思える。

アメリカの株が連日史上最高値を更新しており、日本株もそれに引っ張られる流れが継続するかもしれない。
しかし、これ以上の上昇は、日本経済の実力からして分不相応である気もする。
山高ければ谷深し、という言葉が株式市場にはあり、上昇もほどほどでいいのだが。

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