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それにしても11年間も白鵬時代が続く相撲界って一体 ~ 力士の奮起を期待したいが今更望み薄か ~ [ヨモヤ]

そりゃあ、確かに白鵬は強いのだろう。
大鵬や北の湖や千代の富士と比べても、なお強いのだろう。
同じモンゴル出身の朝青龍よりもさらに強いのだろう。
それにしても、と思う。
同じ選手に10年以上他を圧する存在として君臨され続ける格闘技ってあるのだろうか。

白鵬が名実ともに第一人者になったのは2007年のこと。
この年、横綱に昇進し、6場所中4場所を制覇した。
それから、もう11年になる。
いまだに白鵬が断然強い。
そう言ってはなんだが、一体、他の力士は何をやっているのだろう。

誰もが気づいていて言わないようにしているのか、それは言わない約束なのかわからないが、問われるのは相撲のレベルである。
かつては、強い男は相撲取りを目指したのかもしれないし、ハングリーな男が一獲千金を目指したのかもしれないが、今やどちらも相撲には向かわない。
強い男は、野球かサッカーか、格闘技ならボクシングに行くだろう。
ハングリーな男は、相撲よりお笑いを選ぶ気がする。

ちなみに、全国高等学校体育連盟の資料によれば、高校生の相撲部員は全国で約1,000人らしい。
サッカーが約18万人、野球も硬式軟式合わせると約18万人というから、その差はあまりにも大きい。
18万人のなかからの選りすぐりと、970人のなかからの選りすぐりでは、プロへの道の険しさも容易に想像ができる。
競技の水準も、競技人口とある程度比例する関係にあるだろう。

だからといって、誰にどうすることができる話ではない。
相撲を志す人間の数が少なく、そのためレベルが低下してきているとしても、現役の力士たちにどうすることができるわけでもない。
今いる力士たちに頑張ってもらうしかない。

全盛期はとうに過ぎたと思える白鵬だが、今場所も楽々と優勝した。
途中、異例中の異例となる判定への不服を示すパフォーマンスをしたり、
千秋楽の優勝インタビューで万歳三唱をしたりと、
品格を問われるような行動が目立つものの、成績が圧倒的であることもあって、やりたい放題な感じである。

白鵬が強いのは誰しもが認めるとして、他の力士たちは、10年以上負け続けていることを、屈辱に感じてほしい。
一人一人の力士が、何とかしようという意地を見せてほしい。
もちろん、そんなものは力士たちにもあって、それを見せようとしているのだが、埋まり切らない力の差があるのだろう。
それはわかるが、力の差が10年も埋まらないというのは、一体どういうわけなのだろう。
恥ずかしいことだと思うのだが、どうだろう。

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