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プロ野球の新コミッショナー 斉藤惇さんに期待 [ヨモヤ]

プロ野球の新しいコミッショナーに、日本取引所グループの最高経営責任者などを歴任した斉藤惇氏が就任された。
斉藤氏は、野村證券で副社長を務めたあと、産業再生機構の社長や東京証券取引所の社長、日本取引所グループのCEOなどを歴任された経済界の大物である。
これまで、検察庁やら大使やら、お堅い経歴の方ばかりがコミッショナーだったので、バリバリの民間だった斉藤さんの就任を歓迎したい。

オーナー会議で議長を務めた日本ハムの末澤壽一オーナーは、斉藤氏について、
「金融界、経済界で業績を残し、海外に幅広い人脈を持っている。国際的に活発化しているスポーツビジネスの振興で指導的役割をお願いできる貴重な人材だ」
とおっしゃったという。
また、西武の後藤高志オーナーは、
「プロ野球がビジネスの面で発展させることはわれわれの大きな目標。またグローバル的な活動も今まで以上に大きな課題となっている」
とおっしゃられたそうだ。
いずれも、ビジネスと国際化をテーマとして掲げられている。

幸いなことに、近年プロ野球の入場者は増えている。
テレビ放送がなくなって、一般の人が見る機会は減ってしまったと思うが、球場の盛り上がりは今の方がすごい。
特に、DeNA、広島、楽天に勢いがある。
しかし、子供が減り、人口が減ることが見えている社会のなか、いつまでも愛され続けていくためには、人気がある今のうちに手を打っていく必要がある。
どうしても守りになりがちな役所上がりの人より、リスクを取って攻め上がっていく民間の人の方が向いている時代に突入していく。
その意味で、斉藤氏の手腕が楽しみである。

正直なところ、これまでのプロ野球のコミッショナーには、あまり存在感がなかった。
無難な方、球団のオーナーにとって煙たくない人が選ばれていた気がする。
斉藤氏には、先頭に立って引っ張っていくスタイルを望みたい。

斉藤氏は78歳。
思う存分に力を振るわれたのち、次のコミッショナーには若返りを期待したい。
そしていつか、総理大臣よりプロ野球のコミッショナーになりたい、といった憧れの職になればと思う。

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