SSブログ

映画評 「火花」 [映画評]

お笑いコンビ「ピース」の又吉さんのベストセラーであり、芥川賞受賞作でもある小説の映画化。
監督は、こちらも芸人の板尾創路さん。
芸人としての板尾さんは好きであるものの、映画監督としての板尾さんのことはよく知らなかったので、失礼ながらきちんと映像化されるか心配したのだが、いい映画に仕上がっていた。

私は、映画好きのお笑い好きである。
いや、お笑い好きの映画好きだろうか。
だから、評価が甘くなっている面があるのかもしれないが、この映画を十分に楽しめた。
実際にそうするかどうかはともかく、二度三度観てみたいと思えるような映画だった。

笑いって何なんだろう?
芸人って何なんだろう?
笑いを目指す若者って、何をしたいんだろう?
若いって何なんだろう?
夢って何なんだろう?
とか、いろいろ思った。
いろいろ思わせてくれる映画が、ダメな映画であるはずがない。

主演は、菅田将暉くん。
今年、菅田くんが出た映画を観るのは、これで5本目。(他には、「キセキ -あの日のソビト-」「帝一の國」「銀魂」「あゝ、荒野 前篇」)
出過ぎと言えば出過ぎだが、これだけ出ても外れがないのはすさまじい。
共演は、桐谷健太。
破天荒でいて繊細な芸人の姿を見事に演じていた。

日本にとってお笑いは特別である。
ジャパニーズドリームが詰まっていると言える。
何かを表現したいやつ、
金を儲けたいやつ、
もてたいやつ、
そんなやつらがお笑いに集まる。
それを観ることができる我々は幸せである。

今日はM-1が行われる日でもある。
お笑いに、どっぷりはまってみよう。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。