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訪日外国人が大阪復活の起爆剤になりそう [お役所内案内士]

長い間、「東京一極集中」と言われ続けている。
これは、大阪が2大都市としての魅力を持ち得ていないということでもある。
西日本出身の若者の多くも、多くが大阪を素通りして東京に来てしまっているということだろう。
大阪の経済的地位の低下も指摘されている。

こうした流れに歯止めをかけてくれる可能性があるのが、訪日外国人の増である。
2017年に大阪府内を訪れた訪日外国人が、統計開始以来、初めて1000万人を超えたというのである。
統計を始めた2011年は約157万人だったというから、そこからの伸びは強烈。
マスターカードが昨年9月に発表した世界132都市の調査によると、海外からの渡航者数(09~16年)の年平均増加率は、大阪が24.15%で世界一だったそうだ。

増加の要因は、LCCの増便や円安傾向と分析されているようだが、どうやらアジア圏各国の行き先として定着した感がある。
中国や韓国、台湾、香港からのお客さんが多いのは当然として、東南アジアからのお客さんも増えているらしい。
アジアの方が日本を観光地に選ばれた場合、近くて安くて親しみやすいということで、大阪が玄関口として選ばれているようなのだ。

これだけ海外からの観光客が増えてくると、受け入れも大変だろうし、トラブルも少なくないと思う。
しかし、経済効果の大きさを考えると、さらなる増加を目指していく方向に変わりはないはずだ。
大阪の人が元来持っているはずの「あきんど魂」で、商売繁盛につなげてほしい。
そして、これを起爆剤として、かつてのように大阪が東京と並ぶもう一極になれれば素晴らしい。
もちろん、訪日外国人の増加だけで劇的に成長ができるとは思えないが、観光の持つ波及効果はかなりのものがあると思う。

日本中が東京化してしまうのはよくないと思う。
独自の文化を持つ大阪の成長は、国の発展のためにも大きな意味を持つはずだ。

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