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日本の未来を明るくするも暗くするも自分たち次第  ~ 新成人の63%が日本の未来を「暗い」というが ~ [ヨモヤ]

マクロミルというマーケティングリサーチ会社が、毎年新成人にアンケート調査を行っている。
今年で12年目になるという。
その調査によれば、
日本の未来について、
「明るいと思う」と答えた人は37%、
「暗いと思う」と答えた人は63%、
だったとのことである。
これについて、
何かにつけてネガティブに書きたいメディアは、
「新成人 未来は『暗い』が63%」
と表現し、
プラスに評価したいメディアは、
「新成人 未来は『明るい』が2年連続上昇」
と伝える。
どちらも本当であるが、ニュアンスはだいぶ変わる。

「明るい」と答えた新成人が37%であるのはずいぶん少ない気がするが、上に書いたように2年連続の上昇であり、
2009年や2011年当時は20%を割り込んでいたことを考えれば、
それほどひどい数字ではない。
それでも、3分の2近くが「暗い」と答えていることに変わりはないが。

ちなみに、明るいと答えた人の理由には、「2020年東京オリンピック」「2025年大阪万博」「景気回復のニュースを見聞きする」といった回答が目立ち、
暗いと答えた人の理由では、「少子高齢化への不安」や、「政治問題」などが多く挙げられていたという。
さらに、日本の政治への期待を尋ねたところ、
78%が期待できないと答えたとのことである。

そう言いたくなる気持ちはわかる。
しかし、他の国からは日本の政治は安定していてうらやましいと思われていることも忘れてはなるまい。
また、成人したということは、政治家を選ぶのも政治家になるのも、自分たち次第ということである。
人ごとのように期待できないと言っている場合ではない。

もちろん、これは軽い気持ちで答えたアンケートの結果であり、自分たちでなんとかしようという気持ちを持っている人も少なくないと思う。
だって、この国を明るくするも暗くするも、自分たち次第なのだから。
もう、庇護を必要とする子どもではないのだから。
この国を駄目だというのは、自分や自分の親、自分の周りの人を駄目だというようなものなのだから。
この国に期待できないというのは、自分に期待できないというようなものなのだから。

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