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映画評 「キングダム」 オススメです GWにぜひ [映画評]

漫画「キングダム」は、えらく面白いと聞く。
第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞受賞作品であり、「アメトーーク!」では「キングダム芸人」も放送された。
しかし私は全く読んだことがないので、実写版に対して特に思い入れはなかった。
壮大な物語と聞いていたので、邦画による実写化に一抹の心配はしたが。

だが、私の心配など早々に吹っ飛んだ。
この映画、面白い。
面白いだけでなく、しっかりスケール感もある。
このところ、観る映画観る映画がオイオイオイオイと言いたくなるものばかりだったので、その反動も含め、
いや実に楽しかった。
こんな風に、ずっと面白さが持続する映画というのもまれである。

監督は、佐藤信介さん。
「GANTZ」で有名な監督さんだが、
「アイアムアヒーロー」も実によかった。
本作で、さらに評価は高まるだろう。

主演は、山崎賢人くん。
漫画の実写と言えば山崎くんで、やり過ぎという声も上がりそうだが、それだけ信頼されているということだろう。
ジョジョやって、ヒロイン失格やって、斉木楠雄やって、
「氷菓」の折木やって、キングダムやってだから、
その振れ幅もすごい。
今作も、真ん中で映画を引っ張っていた。
山崎くんとコンビを組み、W主演のような形で出ずっぱりだったのが吉沢亮くん。
山崎くんに負けていなかった。
長澤まさみさんは期待通りの活躍をし、
橋本環奈ちゃんはなんだかわけのわからない役をキュートに演じられていた。
大沢たかおさんの怪演ぶりも楽しかった。

映画は、長い物語のおそらくとっかかりのところ。
映画の内容も続く感が満載。
果たして続編は作られるのだろうか。
期待してしまうが、本作を超えるのはちと難しいだろうから、惜しまれつつ一作こっきりというのもありかもしれない。

映画「キングダム」は、文句なしに面白い娯楽大作。
もちろんツッコミどころも多々あるが、んなもの吹き飛んでしまう痛快さがある。
山崎賢人くん、吉沢亮くんの暴れっぷりにドキドキし、
長澤まさみさんの肩に見惚れ、
大沢たかおさんの演技ににんまりし、
物語に酔おう。
ゴールデンウィークの大本命登場である。

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