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「映像研」を観終わって改めて思う「氷菓」の素晴らしさ [ヨモヤ]

NHKで放送されていたアニメ番組
「映像研には手を出すな!!」
が終わった。
評判になった作品で、私も5話から飛び乗った。
4話まとめての再放送で、全体をおさらいできた。
3人のメインキャラクターの面白さ、
アニメ表現の豊かさ、
ストーリーの面白さに引き込まれた。
とんでもない作品であるように思った。
そのことは、このブログにも書いた。
https://matoko.blog.ss-blog.jp/2020-03-01

「映像研」は、全12話で完結した。
後半もそれなりに面白くはあったが、最初に観たときの衝撃はどんどん薄まってしまった。
3人のキャラは立っているのだが、それに頼り過ぎたように思えた。
ストーリーは同じ展開の繰り返しとなり、
となると驚きは縮小されていく。
最終回に向けて私の気持ちはなだらかになった。
初めて観たとき、
「すごっ」
「氷菓を超えるかも?」
と思ったが、ちょっと過剰に期待し過ぎたようだ。

改めて、アニメ「氷菓」の素晴らしさを思い知った。
毎話毎話面白い作品を作るのは、本当に大変なことなのだ。
ご存じない方も少なくないと思うので「氷菓」について簡単に説明すると、
原作は米澤穂信さんの「古典部シリーズ」であり、
2012年に千葉テレビやMXなどの独立局で深夜に放送された作品である。
設定についてウィキペディアの説明を引用すると、
“文化系部活動が活発なことで有名な進学校・神山高校で「古典部」という廃部寸前の部活に入部した男女4人が、学校生活に隠された謎に挑む、「日常の謎」に分類されるシリーズ。
基本的に、主人公であり探偵役でもある折木奉太郎の一人称で語られる。”
となる。

全22話だから「映像研」の倍ほど続いたのだが、
毎回驚いていた記憶がある。
「真夜中に、メジャーじゃない放送局で、どんだけクオリティの高い作品を放送してるんだ」
と。
ほとんど奇跡である。
作中のいろいろなシーンや、
登場人物のセリフなど、
今でも心に残っている。

「氷菓」は京都アニメーションの制作で、監督は武本康弘さん。
武本さんは、残念ながら昨年の放火事件により亡くなられている。
悔しい思いが募るが、作品は永久に残る。

検索してみたら、おやまあ、「氷菓」は現在BS11で再放送中ではないか。
残念なことに、もう11話ほど進んでしまっているが、まだ半分あるとも言える。
久し振りに見返そう。
毎週火曜日 深夜1時00分~1時30分からである。
不朽の傑作を是非皆さんも。

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