予定がなくなった週末「映像研には手を出すな！」にはまる ～ さあ、皆さんも飛び乗って ～

この週末、多くの人が突然予定を失ってしまったのではないだろうか。
スポーツイベントを観に行く予定だった人、
ライブを観に行く予定だった人、
何かに向けた練習をする予定だった人、
試験を受ける予定だった人。
日本中で、すっぽり予定が空いてしまった人が続出した週末だと思う。

こんなとき、デマだとわかっている情報に踊らされて、
「でも、自分だけは心配だから」
とトイレットペーパーの買い占めに走るくらいだったら、
家でだらだらポテチでも食べながら、積んどいた本を読んだ方がいい。
撮り溜めたビデオを観た方がいい。

私は、家のものが撮っておいたビデオで
「映像研に手を出すな！」
なるアニメにはまった。
数か月間準備してきたことがつぶれてしまった週末だが、
うん、悪いことばかりではない。

「映像研には手を出すな！」は、大童澄瞳さん原作の漫画作品で、「月刊！スピリッツ」に連載中らしい。
テレビアニメは、ＮＨＫで日曜深夜放送中である。
好評につき、先日、４話までがまとめて再放送された。

主人公は、女子高生３人。
「いいアニメを作りたい！」
という初期衝動に突き動かされる２人と、
人を使ってプロジェクトを成立させ、利益を生むことに執念を燃やす１人。
ひたすら突っ走る３人に、見ているこちらの心が燃える。

監督は、『四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』『きみと、波にのれたら』
などで世界から注目を集める湯浅政明さん。
去年観た『きみと、波にのれたら』は正直あまりピンと来なかったのだが、今作にはずっぽりはまった。
毎回、25分の放送時間があっという間に過ぎていく。
映画でもめったにないくらいのクオリティの作品を届けてくださっている。

全１２話らしいが、すでに８話の放送が終了している。
しかし、毎回個別に見ても面白いから、今から飛び乗っても絶対大丈夫。
今後、「映像研」は、ドラマ版、実写映画版も公開されるというが、おそらくテレビアニメ版を超えることはないだろう。
伝説になるかもしれないこの作品。
悪い思い出ばかりの２０２０年春にしないためにも、ぜひご覧あれ。

番組ＨＰはこちら
http://eizouken-anime.com/

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