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映画評 「四月になれば彼女は」 [映画評]

佐藤健さんと長澤まさみさんという最強クラスの二人が恋人役で共演。
元カノ役に森七菜さん。
強力な布陣だが、予告編は全くピンと来ず、映画評も今一つ。
あまり期待していなかったが、
うん、まあ、それなりに観ることができた。

実年齢で言うと、佐藤健さんが35歳、森七菜さんが22歳。
映画の中の話なので実際の年齢と食い違っていてももちろん構わないのだが、
この二人を大学時代の先輩後輩とした設定はどうなのか。
イマイチ映画に入り込めない理由のひとつはここ。
どうしても森さんを起用したかったのだろうか。
素直にもう少し年齢の近い女優さんを起用すればよかったのに。

長澤さん演じる恋人が結婚を目前に姿を消してしまい、
佐藤さんが彼女を探すうちに、自分と元カノの真の姿を見つけていくというストーリー。
現実世界でも失踪は頻発していて、
そこに誰もが納得できる理由などないと思うが、
映画の中では腑に落としてほしい。
本作の場合、もうひと押し欲しかった。

多くの映画ファンが信頼を寄せているであろう俳優陣、
仲野太賀さん、中島歩さん、河合優実さんが脇で出演。
なんともはや、もったいない使い方である。
特に河合優実さん。
短い登場時間でしっかり印象を残していかれたが、役柄とすると意味不明。
どうしても河合さんを起用したかったのだろうけれど、
だったらちゃんとした役を割り振ってほしかった。

「四月になれば彼女は」は、過度な期待をせずに観に行けば、
そこそこ楽しめる作品。
佐藤健さんと長澤まさみが絡むのだから、
それでよし、
と言えばそれでよし。

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