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自治体職員の退職は悪いことばかりではないけれど [ヨモヤ]

「自治体職員の退職が増えている」と、ネット記事で報じられていた。
総務省集計によると、教員や警察などを除く一般行政職のうち、
2022年度に主に自己都合で仕事を辞めた人が12,501人いたらしい。
2013年度は5,727人だったらしいので、
この10年で2倍以上増加したことになる。

また、退職するのは若い層が多いようだ。
30歳未満が13年度比2.7倍、
30歳以上40歳未満が同3.1倍だったというから、
この世代が集中的に辞めていることがわかる。

入ってすぐに辞めたわけではなく、
仕事も習熟し、これから中心プレイヤーになるという段階での退職。
辞めた人にはいろいろな思いがあっただろうし、
抜けられた職場は痛かっただろう。

退職の理由は人それぞれ。
仕事がつまらない
仕事がきつい
給料が安い
成長できない
他にやりたいことができた
など、いろいろ考えられる。

自治体職場で働くのがつらい、つまらない、
一刻も早く辞めたい、
と思うようになってしまったのなら、
これはもう仕方がない。
無理に続けても、いいことはないだろう。
退職された方々が他の分野で一層力を発揮されているのなら、悪いことではない。
辞めたいのに、他に働く場所がない、
というより、辞めてもしっかり働き場がある方がいい。

ただし、やる気も能力もある職員が、
この職場には未来がない、
として辞めていくのなら残念である。
自治体は、そうした職員に選ばれる職場にしていかなければならない。

本来、自治体はやりがいがある職場である。
そのことがうまく伝わっていないのだとしたら、
やりがいのある仕事ができていないのだとしたら、
そこはしっかり改める必要がある。
いい職員から順番に辞めていく、
という状況になったら目も当てられない。

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