SSブログ

映画評 「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」 ~ いくらなんでも・・・ ~ [映画評]

観に行っておいてなんだが、
最初からいい映画であることを期待してはいなかった。
家人がファンといえばファンなのでコナン映画をちょくちょく観に行くが、
当たりと言える作品に巡り合うことはごく稀。
まあ、制作陣も、映画ファンを相手にしているわけではないだろうけれど。

私が観たのは夜8時半からの回だったが、劇場はほぼ満席。
なんでも、公開初日だけで、
観客動員数63万人、興行収入9.6億円を記録する大ヒットスタートだったという。
ふむ。

大ヒットが約束されているシリーズで、
予想どおり大ヒット。
ならば、これでいいのだろう。
コナンファンの皆さんが面白いと思えるのなら、それでいいのだろう。
いいのだろうけれど。

面白くなくても仕方がない、
と覚悟して観に行ったが、
私の覚悟など甘いものだった。
面白くなさは、想像を超えていたから。
脚本のひどさ、演出のつたなさ。

終始退屈であり、私は睡魔との戦いに集中。
せっかくお金を払って時間を割いて劇場にいるのだから、
ちゃんと観なければ、
しっかり映画を追わなければ、
と思うのだが、
それはそれは厳しい戦いを強いられた。
だって、楽しめる要素がないんだもの。

怪盗キッドやら服部平次やらがわちゃわちゃやるのだが、
もう、なんというのか。
ファンの方が楽しめるのならそれでいいとは思うが、
それにしても…。

コナン映画を一年に一度の楽しみにしている人も少なくないだろう。
この作品でいいのだろうか。
ヒットすればそれでいいのだろうか。
ファンの方が楽しめるとしても、
今作はいくらなんでも。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事