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日本のプロ野球の試合時間は長過ぎるが、ピッチクロックにも弊害があるようだ [ヨモヤ]

日本のプロ野球の試合時間は長い。
正直なところ、長過ぎる。
打撃戦の結果長くなるならまだわかるが、
どんな試合でも長い。
2023年シーズンの平均試合時間は3時間7分だったというが、
もっともっとスピードアップできると思う。
とにかく、不要な間合いが多過ぎる。

一方、去年からピッチクロックが導入されたメジャーの試合時間は
2023年で2時間40分。
延長の仕組みなどが違うので単純に比較はできないが、
30分近く短いことがわかる。

最初ピッチクロックの仕組みのことを聞いたとき、
野球の「コク」がなくなるのではないかと思った。
特に終盤の重大な場面などはじっくり時間をかけてもいいのではないかと感じた。
しかし始まってみると、試合のスピード感が違う。
どんどん進んでいって気持ちがいい。

しかし、ピッチクロックにも弊害があるようだ。
それは、投手の故障。
CBSスポーツによると、21年以降の防御率トップ10(先発40以上)のうち、
大谷を含む8人が現在負傷者リスト入り、もしくはリハビリ中なのだという。

メジャーの選手会はこのことに危機感を抱き、
「回復時間の減少による健康への影響に対する懸念は強まるばかりである。この重大な変化の影響を認めようともせず、研究しようともしないリーグの姿勢は、試合そのものとその最も貴重な財産である選手たちにとって、かつてない脅威である」
との声明を出した。

試合時間が短くなり、テンポよく進んでいくのは歓迎だが、
一方で優れた投手たちが軒並み故障してしまうのでは、
とてもではないが喜んでいられない。

ピッチクロックは、試合時間の短縮にははっきりとした効果を生み出した。
しかし、その裏で投手たちの故障が増えているらしい。
万能薬はないものだ。
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