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そもそも初登庁時の花束でのお迎え自体必要なのかしら [ヨモヤ]

菅新内閣の発足に伴って、文部科学省で新副大臣と大臣政務官の初登庁が18日の夜に行われた。
さらに、その後、記者会見も開かれたという。
登庁のお迎えが夜の10時頃から、さらにその後の記者会見は日付をまたぐ深夜となったことで、
そんな時間にやるべきことなのかとの疑問の声が上がっている。

文科省での初登庁と職員の出迎えからの会見の流れは、慣例に従って行われたらしい。
日を遡る16日の夜に首相官邸で新閣僚の記者会見が行われ、それが延々と深夜まで続いたことに対し、河野行革担当大臣が、
「こんなものさっさとやめたらいい」
と苦言を呈されていたが、その声は文科省には届かなかったようだ。

なんでも当日は、
副大臣については午後10時頃、政務官については午後11時頃、それぞれ登庁され、
文科省幹部をはじめとした職員100名以上が待機して出迎え、
執務室までの廊下に並び、花束を渡したり拍手したりしたのだという。

夜の10時、11時まで、職員はこのために待機していたのだろうか。
若しくは、文科省ではこの時間まで残るのが普通なのだろうか。
どちらにしても首をかしげざるを得ない。
折しも文科省では、「働き方改革推進強化月間」だったという。
もろもろ、大丈夫かしら。

そもそも大臣や副大臣などが初登庁される際、拍手と花束でお迎えするということ自体、必要なのだろうか。
直属の上司が着任したというときに、拍手・花束はどうも違和感がある。
仕事をしに来られたのだから、執務室でしっかり挨拶すればそれでいいように思える。
勘ぐり過ぎかもしれないが、拍手・花束は、
「短い期間ですが、しっかりおもてなしいたします」
という気持ちの表れのように感じられてしまう。
一緒に仕事をする仲間というより、「通り過ぎるお客様」と考えているのだろうかと。

河野大臣が一石を投じられたように、「あれ?」と感じたら見直すチャンスである。
花束でのお迎えはそれほど大きな話ではないが、現場の一人一人にしてみれば、
「こういうことを続けているからうちの職場は」
ということにもなりかねない。
お出迎えに限らず、慣例でやってしまっているものについては、
そもそもなぜこれをしていて、それにはどんな合理的な意味があって、手法としてその効果は上がっているだろうか、
といったことを落ち着いて考えたい。
どうも慣例に従っているだけで、
それを直すのがなんとなく嫌なだけで、
続ける意味はほとんどない、
ということであれば、思い切ってやめてみよう。
大きな改革を進めるためにも、ちょっとした一歩を積み重ねていくことが大切だと思うから。

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