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バイデン大統領になっても上がる株価 [ヨモヤ]

トランプ元大統領には、
「経済に強い」
というイメージがあった。
実際、4年前の就任時、一気に株価が上がった。
任期中を通してもダウ平均で40%株価が上昇したらしい。

40%というからすごい、
と思ったら、
オバマ氏の1期目も49.3%、
2期目も50.8%の上昇だったようだ。
つまり、トランプ氏になって、これまでにないような上昇を見せたわけではない。

また、トランプ氏は、雇用を重視されていたはずだが、
実際には、任期中に雇用は減ったようだ。
これは、戦後の大統領としては初めてのことらしい。
もちろん、コロナという予測できない危機があったのは不運だった。
しかし、感染を広げたのは自身の政策によるところも大きいし、
他の大統領の任期中にも、オイルショックや9.11、リーマン・ショックなどがあったにも関わらず雇用は増えていたのだから、あまり言い訳はできない。

トランプ氏は、
「問題は山ほどあるにしても、経済はよくした」
と捉えられることが多いと思うが、少なくとも株価と雇用の面では、これまでの大統領と比べて良好な結果を残したとは言えない。

これからもトランプ氏の功罪が議論されることが多いと思う。
罪の方は比較的わかりやすいが、功の方は印象で語られることが増えそうだ。
しかし、数字でとらえられるものはしっかり事実に基づいて議論すべきだろう。

一部には、トランプ氏が大統領選挙に負けるようなことがあれば、株価は暴落する、
といった意見もあったが、それも全くの杞憂だった。
選挙でバイデン氏の勝利が確実視されるようになるにつれ、株価は上昇。
このところは、連日で市場最高値を更新している。

となると、なおさらトランプ氏の4年間は何だったのだろうと感じる。
日本人でもそんなことを思うのだから、
アメリカの人たちは本当に悩ましい思いをされているだろう。

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