SSブログ

数百円で世界が変わる ~ 夏フェアに乗って本読もう ~ [ヨモヤ]

新潮文庫が夏休みに合わせたキャンペーンとして
「新潮文庫の100冊」
を始めたのは1976年のことらしい。

新潮文庫以外にも、
「幻冬舎文庫 心を運ぶ名作100。」
「カドブン夏フェア」
「集英社文庫ナツイチ」
などがあり、それぞれに魅力的なラインナップを揃えている。
しかし、個人的に気になるのはやはり老舗の新潮文庫。
手当たり次第に文庫本を読んでいた学生時代は、
100冊の完全制覇に挑んだこともあったように思う。
達成した記憶はないけれど。

新潮文庫の100冊のコピーとしては、
糸井重里さんの「想像力と数百円」を思い出す。
1984年のものらしい。
「なんか、本、読も」
という気にさせられたことを思い出す。

今年の100冊のなかで読んだ本を数えてみたら、
概ね3分の2くらいだった。
昔の本はよく読んでいるけれど最近の本はあまり読んでいないから、
まあこんなものだろう。
これが2分の1とかになってしまったら、ちょっと考えよう。

「おススメは?」
と聞かれたら、選び抜かれた100冊から選ぶことは難しいけれど、
最近読んで感銘を受けたという点で、
伊与原 新さんの「月まで三キロ」
を挙げたい。
いつ、誰が読んでも、胸に沁みると思う。
私もきっと再読する。

夏休みも後半戦。
これから読書感想文を書かなければならない子どもたちも多いだろう。
そのために、できる限り薄い本を選ぼうとしている子どもも少なくないだろう。
きっかけはなんでもいい。
SNSもいいし、ゲームもいいし、アニメもいいけれど、
何百年も続いている本という文化もいいものだということを知ってもらうには、
まず手に取ってもらわないと。

さあ、本屋さんに行って、
夏の文庫本フェアから一冊選んでみよう。
数百円で、世界が変わるかもよ。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。