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白鵬後の荒涼たる光景 [ヨモヤ]

白鵬の長い長い全盛期の間、
場所前からほぼほぼ優勝は決まっていて、
15日間消化試合を見せられているような気分だった。
しかし白鵬を中心に回る場所には、それなりの緊張感があった。
と、今ならわかる。

白鵬引退後、大相撲界は混とんとしている。
今年の6場所はすべて違う力士が優勝し、
さらにここ3場所はすべて平幕力士が賜杯を手にしている。
混戦と言えば聞こえはいいが、
横綱大関がまるでしっかりしていないなかでの
低いレベルでの争いになっているようにも思う。

27日に千秋楽を迎えた九州場所は、照ノ富士の休場により横綱不在の場所となった。
そのうえ二人の大関のうちの一人である正代は負け越し、
大関陥落となってしまった。

これにより、来場所は1横綱1大関となる。
これは1898年1月以来、
実に125年ぶりのことであるという。

だらしない大関ならいない方がいいと思うから、
一人になってしまったことが残念とは感じない。
ただ、来場所もなんとなくしまりのない取組が続くのかと思うと、
ちょっと寂しくなるだけである。

今、期待されているのは王鵬であろう。
大鵬の孫(貴闘力の子)というサラブレッドであり、
面構えもなかなかである。
大鵬の孫である王鵬と朝青龍の甥である豊昇龍が切磋琢磨して強くなっていけば盛り上がっていくだろう。
しかし、こうした期待の力士が伸び悩み続けたのがこの数十年の大相撲界でもある。
一番最近ワクワクする取組を見たのはいつだろう。

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