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映画 「カラオケ行こ!」 [映画評]

「リンダリンダリンダ」「オーバー・フェンス」「1秒先の彼」
などの山下敦弘さんの監督作品。
漫画原作をどう料理されるか楽しみにしていた。

あらすじはこんな感じ。
中学校で合唱部の部長を務める男子生徒が、ある日突然、見知らぬヤクザにカラオケに誘われる。
ヤクザの依頼は歌のレッスンをしてほしいというもので、組長が主催するカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける恐怖の罰ゲームを免れるため、どうしても歌がうまくならなければならないのだという。
何もかもが違う二人は徐々に親しくなっていくが・・・
というもの。

どう考えても無理がある設定だが、
コメディ映画であり、
細かいことは言いっこなし。
しかし、映画である以上、誰かに感情移入をさせてもらいたいし、
ストーリーに引き込んでももらいたいのだが、
どちらもなし。
笑えもしない。

せめて、歌に対する思いみたいなものが伝わればせめてもの救いなのだが、
それもなし。
コメディだからと割り切るしかないのだが、
コメディにしては笑える要素はほぼなし。

歌を習うヤクザ役に綾野剛さん。
歌が下手な設定なのだろうが、なかなかの声。
中学生役の齋藤潤さんはオーディションで選ばれたらしい。
しっかり演じていて不満はないが、驚きもない。

「カラオケ行こ!」は、映画化した意味がよくわからない作品。
あるべき要素が抜けているし、
実写のよさもうかがえない。
山下監督、どうしたか。

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