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日本の物価は安いか 安いとしてその原因は賃金の低さか [ヨモヤ]

ビッグマック指数について伝えているネット記事があった。

2023年の「世界のビッグマック価格ランキング」の上位は以下のとおり。

1位 スイス  7.73ドル
2位 ノルウェー 6.92ドル
3位 ウルグアイ 6.86ドル
4位 アルゼンチン5.99ドル
5位 ユーロ圏  5.82ドル
6位 スウェーデン 5.74ドル
7位 デンマーク 5.65ドル
8位 アメリカ 5.58ドル
9位 スリランカ 5.56ドル
10位 コスタリカ 5.41ドル

日本は3.17ドルで44位とされている。

ビッグマックの価格は「ビッグマック指数」と言われる。
世界中で大体同じ材料で同じようなサイズで作られているため、
各国の物価の目安にされている。

ビッグマック指数について伝えているネット記事では、
日本の物価が海外と比べて安いのは、賃金が低いから、
とされていた。
ふむ。
果たしてそうだろうか。
そういう要素もあるだろうけれど、それが主因だろうか。

かつて日本の物価は高いとされていた。
とすると、当時の日本の賃金は高かったのだろうか。

ものの価格にはいろいろな要素が加味される。
当たり前である。
例えば、希少価値が高まれば価格は高まる。
山小屋のジュースは高い。
ビッグマックで言えば、食材が手に入りにくい国は値段が高くなるだろう。

また、大量生産されれば値段は低くなるだろう。
商品に人気がない場合に、値段が下がることもある。

当然ながら為替の影響も大きい。
日本の場合、ビッグマックの価格が450円で、
1ドル142円として3.17ドルとされている。
もし円の最高値1ドル75円で比較すれば、
6ドルとなりいきなり世界4位に位置付けられる。

ネットも含め、マスコミはわかりやすい結論に飛びつく。
それはいつものことだから、嘆いても仕方がない。
しかし、受け止め側は立ち止まってちゃんと考えたい。
わかりやすい結論は、大抵間違っていると思った方がいいような気がする。

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