世界の３位に「セントクリストファー・ネイビス」

世界陸上が終了した。
室伏さんの金メダルという嬉しいニュースが飛び込んできた反面、男女マラソンの完敗、やり投げの村上さんの予選落ちなど、厳しい現実も次々に示された。
ロンドンでも、期待できる種目は少なそうである。

さて、大会でもっとも注目を集めたのは、言うまでも無くジャマイカのボルトであり、ボルトが出るということで、４×１００ｍリレーも盛り上がった。
結果、ジャマイカが世界新を出し、有終の美を飾ったのだが、驚いたのは３位にセントクリストファー・ネイビスが入ったこと。

セントクリストファー・ネイビス？
４×１００ｍリレーと言えば、大会の最後を飾る花形種目である。
アメリカも威信をかけて乗り込んでくるし、日本もここだけはなんとか上位に食い込みたいと必死である。
そんなメインイベントに、え、何？、セントクリストファー・ネイビス？

恥ずかしながら（いや、普通かな）、私はこの国を知らなかった。
西インド諸島に位置する島国で、人口は約５万人であるという。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/scn/data.html

５万人？
５万人と言えば、日本では小さな町クラスである。
地区別運動会、とかでカバーできる人口規模。
驚くような小国である。
その国の代表選手たちが、世界の３位。
いやはや、驚きである。
人口５万人の国が、アメリカやイギリスやロシアや中国の上を行ったのだから。

日本も負けてられないなあ、などと思うより何より、とにかく驚いた。
セントクリストファー・ネイビス。
覚えておかなくては。