何とか踏みとどまっている日本経済 [経済を眺める楽しみ]
誰も景気がいいとは思っていないだろうが、どこまでも悪いというわけでもない。
東京商工リサーチの発表によれば、8月の企業倒産件数(負債額1000万円以上)は、前年同月比5.7%減の967件だったという。
それだけならともかく、減少は3カ月連続であり、さらに8月としては過去20年間で最も少ないという。
この数値だけを見ると、そんなに悪くないのではないかと思える。
負債総額は前年比72.7%減。
去年は安愚楽牧場など負債額1000億円以上の大型倒産が2件あり、その反動で大幅減となった。
業種別にみると、10業種のうち6業種で減少したという。
建設業や小売業、不動産業などで倒産が減ったが、製造業や卸売業、運輸業などは増えたらしい。
このあたりは製造業の不振という実感に近い。
地域別では、四国や関東、近畿、九州、北海道の5地域で企業倒産が減った一方、東北が1年8カ月ぶりに増加したようだ。
東北の倒産の増加については、
「復興需要が出てくるのが意外に遅く、建設業の倒産が増えた」
と分析されている。
日曜日のNHKスペシャルでもやっていたが、復興予算が、意味のある使われ方をしていないことが、被災地の経済の足を引っ張っているのだろうか。
現在の経済状況は、なんとか持ちこたえている、という感じだろうか。
内需はそこそこだが、外需は弱く、為替もキツイ。
政策にはまったく期待できず、来る消費増税も不安要素。
もちろん、エネルギー問題も未解決である。
そんななか、復興需要もあり、綱渡りで経済の底割れが防がれている。
ボクシングでもそうだが、蓄積されたダメージはいつか一気に噴出し、それはこらえきれないものになる。
日本経済も、ここらでいい方向に向かわなければ、ダメージがどんどんたまってしまう。
総選挙がひとつのきっかけになればいいのだが。
もちろん、いい方向への。
東京商工リサーチの発表によれば、8月の企業倒産件数(負債額1000万円以上)は、前年同月比5.7%減の967件だったという。
それだけならともかく、減少は3カ月連続であり、さらに8月としては過去20年間で最も少ないという。
この数値だけを見ると、そんなに悪くないのではないかと思える。
負債総額は前年比72.7%減。
去年は安愚楽牧場など負債額1000億円以上の大型倒産が2件あり、その反動で大幅減となった。
業種別にみると、10業種のうち6業種で減少したという。
建設業や小売業、不動産業などで倒産が減ったが、製造業や卸売業、運輸業などは増えたらしい。
このあたりは製造業の不振という実感に近い。
地域別では、四国や関東、近畿、九州、北海道の5地域で企業倒産が減った一方、東北が1年8カ月ぶりに増加したようだ。
東北の倒産の増加については、
「復興需要が出てくるのが意外に遅く、建設業の倒産が増えた」
と分析されている。
日曜日のNHKスペシャルでもやっていたが、復興予算が、意味のある使われ方をしていないことが、被災地の経済の足を引っ張っているのだろうか。
現在の経済状況は、なんとか持ちこたえている、という感じだろうか。
内需はそこそこだが、外需は弱く、為替もキツイ。
政策にはまったく期待できず、来る消費増税も不安要素。
もちろん、エネルギー問題も未解決である。
そんななか、復興需要もあり、綱渡りで経済の底割れが防がれている。
ボクシングでもそうだが、蓄積されたダメージはいつか一気に噴出し、それはこらえきれないものになる。
日本経済も、ここらでいい方向に向かわなければ、ダメージがどんどんたまってしまう。
総選挙がひとつのきっかけになればいいのだが。
もちろん、いい方向への。
最近、トヨタなどのお膝元、名古屋地区は一寸いいらしいですよ。八十日目だなも。
by 葦立 茂蔵 (2012-09-15 09:53)
QE3で日本の株も上昇してますね。
by 淋 (2012-09-15 11:11)