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高校野球の敗戦は監督が負えるようなものではない [ヨモヤ]

今年の高校野球でナンバーワンの注目を集めていた大船渡高校の佐々木くんが、
決勝のマウンドに立たないままに負けてしまった。
この件については、学校の抗議の電話が殺到するなど大きな騒動に発展している。

私もいろいろ言いたいことがあるが、
アマチュアである一高校の一監督の判断に周りがあまりとやかく言うのもどうかと考えるので、
ここでは控えたい。
ただ、高校野球の敗戦の責任は、監督が負うべきものではないとは思う。
いや、負えるようなものではない、というべきか。

「敗戦の責任は自分が負います」
といった監督のコメントを見ることがある。
選手をかばいたい気持ちなのかもしれないが、
選手にとっては、
高校の三年間、
場合によっては小学校時代から10年近く、仲間と目指してきた甲子園である。
責任を負ってもらって、どうなるものでもない。

采配ミスの類なら仕方がない。
しかし、監督の思いのようなものを披露するために負けてしまった場合はどうだろう。
選手たちは、
辛い練習を耐えてきた意味をどこに見出すだろう。
その責任を監督が負い切れるとはとても思えない。
悔いを残すことさえできないのだ。
あのときああしておけば、と思うことさえできないのだ。

当たり前だが、高校野球は高校生たちのものである。
プロ野球の準備期間でもない。
当たり前だが。

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