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映画評 「さんかく窓の外側は夜」 [映画評]

少しだけブームの兆しのある日本製ソフトホラーの一環とも言えそうな作品。
本気で怖がらせるというより、オカルト的な要素をベースに、
突っ込みどころを残しつつ、マイルドに見せるのがポイントなのだろうか。
この手の作品では、昨年「事故物件 恐い間取り」が大きなヒットとなった。

観る前から、本気で怖いことは期待していなかったが、
元欅坂の平手友梨奈さんが出演されるのが楽しみだった。
特に平手さんのファンというわけではないのだが、
彼女の映画初主演作「響 -HIBIKI-」がとてもよかったので注目していた。

その他の出演は、岡田将生さんと志尊淳さんが除霊師のコンビで、
滝藤賢一さんが刑事役。
ちなみに『半沢直樹』でブレイクされた滝藤さんの本作での役柄名は半澤。
役者さんは、みなそれなりに頑張っておられた。
しかし、映画はやはり監督・脚本次第。
役者さんがどんなに頑張っても限界がある。
本作では、誰がどうやっても・・・。
平手さんの役柄に至っては、もうなんのこっちゃ。

設定もストーリーもオチも、どれもイケてない。
意外とえぐいシーンがあるのだが、そこまでやる割に、内容はショボショボ。

監督は森ガキ侑大という方。
CMやミュージックビデオの演出をされてきたということだが、映画は勝手が違うのかしら。
続編が作られかねないような終わり方をしているのだが、
もう一本観る気にはとてもなれない。

「さんかく窓の外側は夜」は、ほめどころを探すのに、非常に骨が折れる作品。
私なりに頑張ってみたが、ちょっと無理である。
あ、タイトルがちょっと面白そうですね。

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