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映画評 「尾かしら付き。」 [映画評]

ほとんどの人にとって、
「こんな映画聞いたこともない」
ということになると思うけれど、
邦画ファンとしていろいろ探しているうちに目に留まった。
面白いといいな、
尖がった才能に会えればいいな、
と期待して足を運んだのだが、
残念。
ため息。

せっかく映画が撮れるのだから、
もっと追い込めばいいのに。
もっと突き詰めればいいのに。

佐原ミズさんという方の同名コミックを実写映画化したものらしい。
豚のような尻尾の生えた少年と、
そんな彼に寄り添おうとする少女の切ない恋模様と成長を描いた青春ドラマ、ということになる。

尻尾の生えた少年がまるで魅力的ではないのがどうしたことか。
少年時代も、成人してからも。
そこを描かないと、少年の苦悩に寄り添えない。
女の子が彼に惹かれることに気持ちが入れられない。

初の映画出演となるらしい新人女優の大平采佳さんがなかなか魅力的だったので、
それなりに観ることができた。
大平さん様々だが、
意味不明かつ感情移入不可能な展開が続き、
映画としては、「いい加減に作ってしまったなあ」と感じた。

監督さん、スタッフの皆さん、
映画を作るのは大変だと思いますが、
せっかく映画が撮れるのですから頑張ってください。
このくらいでいいや、
資金もないし仕方ない、
どうせそんな細かく観ないだろう、
とか思わないでください。

ちょっと悲しくなりました。
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