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人は高いものが好き ~スカイツリー 驚異の集客力~ [経済を眺める楽しみ]

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」は、昭和三十年代の東京を舞台としていて、成長する都市の象徴として東京タワーが描かれている。
空に伸びていく東京タワーの姿が、日本が立ち上がっていく様子とダブる。

もうあんなイケイケの時代は来ないし、今更高い建物ができたところで、多少は話題になったとしても、熱狂を呼ぶことなどありえないと多くの人が思っていたはずだ。
しかし、スカイツリー人気は、そうした先入観を完全に覆した。

改めて、人間は高いものが好きである。
なぜって、よくわからないが、とにかく好きなのだ。

スカイツリーの展望台は20日、入場者数が高さと同じ634万人に達した。
これは当初目標を2割近く上回り、東京タワーの開業1年目(513万人)より100万人以上も多いという。
展望デッキへの入場料は2,000円であり、かなりの金額だと思うのだが、それでもみな喜んで上っている。

スカイツリーは、この22日に開業1周年を迎えるのだが、スカイツリータウンの来場者は、当初目標より6割弱多い5000万人超となっている。
この数字は、東京ディズニーリゾート(約2750万人)の倍近いものである。
レジャー施設とショッピングセンターを入場者だけで比較するのは意味がないが、強い集客力を持っていることは間違いない。

価値観の多様化とか、
もうメガヒットは出ないとか、
いろいろ言うが、
案外人は単純なものかも知れない。
スカイツリーの成功を見て、そんなことを感じる。
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コメント 2

たま

単純なものでも人は惹かれるってことですかね。うーん、ヒントになりますね。
by たま (2013-05-21 23:28) 

淋

わかりやすいって大切なことですよね。
by (2013-05-22 03:59) 

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