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英語の先生が英語力を磨くのは当然 [ヨモヤ]

国を挙げて英語力の向上が叫ばれているなかで、その基本となるのは当然学校教育である。
そして学校教育を担うのは、学校の先生である。

その肝心の先生の英語力に疑問があるということがかねてから言われている。
あまり英語ができない先生から英語を習って、生徒が英語をできるようになるはずがない、というわけである。

こうした批判を受けてか、「英検準1級」「TOEFLの一つの『iBT』で80点以上」「TOEIC730点以上」などの英語力を持つ教員の割合を、平成29年度までに高校で75%、中学で50%にするという目標が、政府の教育振興基本計画に掲げられている。
しかし、ここで明らかになった文部科学省の平成26年度英語教育調査の結果によれば、全国の公立中・高校で、英語を教える教員のうち、英検準1級以上かそれに相当する資格を取得しているのは、
高校で55.4%
中学で28.8%
だったという。
前年度数値よりは多少向上したが、目標達成にはかなりの距離があると言わざるを得ない。

文科省は
「日々忙しいとは思うが、教員は積極的に受験し、自らの力を測ってほしい」
とコメントしたそうだが、英語の先生が英語力を磨くのは当然で、忙しいからというのは当然ながら理由にならない。
言いたかったのは、忙しいから試験を受ける暇がないということと思うが、試験は平日に何日間も続くわけではないから、受験に日程を割くことが不可能とはとても思えない。

資格試験だけで、真の英語力をはかることはできないが、それも一定水準をクリアして初めて言えることだと思う。
力を証明するためにも、力を確認するためにも、きちんと試験を受け、結果を出すべきだろう。

英語の先生は、英語を教える先生である。
その地域で一番英語がうまくて、当然である。
なにしろ、英語を教えることで給料をもらわれているわけであり、英語のプロなのだから。
もし、それにふさわしい英語力がないのだとしたら、今からでも遅くないので、猛烈に勉強していただきたい。
モーレツに。

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