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国家公務員の皆さんは、毎日、何十件もの接待を受けておられるらしい ~別次元にお住いの皆さんが浮世離れされないことを心から願う~ [お役所内診断士]

人事院の国家公務員倫理審査会が、中央省庁と国立病院機構の幹部職員が平成26年度に受けた5000円を超す飲食接待や外部報酬などの状況を発表した。
それによれば、各省庁から前年度比356件増となる4374件の報告があり、調査開始以来で最多となったという。
なお、審査会では、「一部は詳細確認中だが、不適切な贈与や報酬を受けたケースはなかった」とされている。
自分から報告しているのだから、不適切な内容が含まれていないことはあまりにも当然のことであり、「それはよかった」とならないことは言うまでもない。

内訳をみると、立食パーティーなどの飲食関係が2610件、講演や原稿執筆の報酬が1671件で、金銭や物品の贈与を受けたのは93件だったという。
今時パーティーなどでの接待がこれほど行われ、国家公務員の方が頻繁に参加しておられることに驚きを覚えた。
まだ、こんなことが続いているのだ。
というか、むしろ増えているのだ。
ちなみに、報告義務があるのは、中央省庁の課長補佐クラス以上の職員に限定されているから、全体ではもっと多くなるだろう。

審査会の報告書を見ると、省庁ごとのまとめのなかで、
「飲食等関係の主な提供者は、財団・社団法人等でした」
とさらりと書いてあるのだが、まだ、こうした構図がごく普通に続いていることにも驚いた。
疑問を感じる方はおられないのだろうか。

国家公務員としていい仕事をしようと思ったら、いろいろなところに出て情報収集する必要があるのはよく理解できる。
素朴に、「情報収集はわかるけど、費用は自分で払ってよ」とは思うが、まあそれを言うのは野暮なのかも知れない。
しかし、そうした場でいやというほど持ち上げられていく中で、お役人様がどんどん浮世離れされていかれないことを願う。
心から願う。

叶いそうもないから、願う。

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