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東出昌大さんのこと [ヨモヤ]

落語家の立川志らくさんが、
不倫を報じられた東出昌大さんと唐田えりかさんへの批判の声に対し、
以下のようにツイートされている。

「唐田えりかさんを世間は袋叩きにしている。
非難されて当然ではあるが彼女を袋叩きにしてよいのは杏さんだけ。
所詮芸能人のゴシップを世間は喜んでいるだけ。
なのに近頃はSNSで罵声を浴びせ正義をかざして人生を潰しにかかる。
正義はこんな時にかざすもんじゃない。
そのくせ不倫ドラマを見て素敵!とか」

同感である。

俳優の市村正親さんは東出さんについて聞かれ、
「男というのはしょうがない部分がある。胸に手を当てたら僕も30代はかなりやらかしてましたよ」
と答えられたそうだ。
今の時期にこうした答え。
チャーミングな方だ。

今回のことで、
東出さんのことを「そもそも才能がない」「二度と見たくない」などと断じられる方がおられる。
唐田さんのことをとことんあしざまに言われる方がおられる。
なんと思われようと個人の自由だが、私はそうは思わない。

東出さんのことを個人的に知っているわけではないので、
ちょっと東出さん出演の映画を振り返ってみよう。

なんでも俳優デビューが
「桐島、部活やめるってよ」
なのだそうだ。
桐島は、日本映画史に残る傑作。
そのなかで東出さんも重要な役をしっかり演じられていた。
いい映画ができるのには、俳優さんの力も小さくない。
デビュー作から大きな仕事をされていたとわかる。

「デスノート Light up the NEW world」では主演。
ヒットシリーズを中心で引っ張る存在になっていた。

印象深いのは「聖の青春」での羽生善治さん役。
主人公である松山ケンイチさん演じる村山聖さんとの勝負のシーンは、
大切なものを見ている気持になった。
松山さんとの演技対決もしびれた。

「散歩する侵略者」では、不思議な役を、
「OVER DRIVE」では王道の主役を、
「コンフィデンスマンJP 」ではコミカルな役を、
それぞれ演じ分けていた。

唐田えりかさんとの共演となった「寝ても覚めても」は、評価の高い作品である。
TAMA映画賞、ヨコハマ映画祭などでの受賞のほか、
キネマ旬報で、日本映画ベスト・テン第4位、読者選出日本映画ベスト・テン第4位など。
個人的には、正直あまりしっくり来なかったが、印象深くはあった。

私は、東出さんのファンでもなんでもない。
唐田さんについても、特別な思い入れはない。
しかし今の状況は、いくらなんでも、とは思う。

ただ、映画俳優は作品が残っている。
何を言われても、どうくさされても、作品を観てもらうことができる。
私は彼らの家族ではないから、批判できるような立場ではないし、批判しようとも思わない。
ただ、その作品を観ようと思う。

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