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忘年会・新年会という習慣自体に変化の兆し [ヨモヤ]

東京商工リサーチが実施した企業向けアンケート調査によれば、
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に関係なく忘年会、新年会を「開催しない」と回答した企業が、
70.4%に達したとのことである。
「開催しない」と答えた企業を規模別にみると、
大企業が78.9%、
中小企業が68.9%と、
大企業の方が忘年会・新年会を控える空気が濃いことがわかる。

忘年会・新年会を必須としなくなっている空気はコロナの前からあった気がする。
その兆候として、
以前は、どちらも行う企業が多かったように思うが、
近年は、どちらかだけというところが増えてきていたのではないだろうか。
さらに、
できれば参加したくない、
という気持ちを持っていた職員も少なくなかったのかもしれない。

来年、再来年とコロナがさらに落ち着き、
インフルエンザ並みの病気になったとしても、
以前のように活発に忘年会・新年会が行われることはないのではないだろうか。
習慣自体が変わったように感じられるからだ。
もちろん、去年・今年よりは戻るだろうけれど。

しかし、
外で美味しく食事をしたい、
気の合う仲間と飲み語らいたい、
といった需要が消失することはありえない。
大人数から少人数へ、
飲み放題の大騒ぎから美味しいお酒をじっくりと、
への転換が進んでいくのではないだろうか。
飲食業界としては痛い流れかもしれないが、
それに対応していくしかない。

考えようによっては、個々に見れば、
飲み放題付きで3,000円といった宴会より、
利幅が取れる客が増える可能性がある。
ただし、選別は厳しくなるだろう。
コロナが落ち着いた後が、飲食業界にとって本当の正念場になりそうだ。

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