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最強クラスの野手の渡米は久しぶり 鈴木誠也がメジャー移籍との報道 [ヨモヤ]

このところ、日本人メジャーリーガーの苦戦が続いている。
大谷を別格とすれば、
2021年シーズンは投手も野手も厳しい一年だった。
投手陣では、
ダルビッシュが8勝11敗、
前田健太が6勝5敗、
菊池雄星が7勝9敗、
有原航平が2勝4敗、
といった具合である。
メジャー1年目の沢村拓一がセットアッパーとして5勝1敗の成績を残して気を吐いたが、
盤石の地位を築いたとまでは言えない。
野手陣では、
筒香嘉智が打率.217、本塁打8
秋山翔吾が打率.204、本塁打0
と、こちらも不本意なシーズンだった。
筒香はシーズン終盤に見せ場を作ったが、1年間通した数字は胸を張れるものとはとても言えない。

そんな折、
広島の鈴木誠也が今冬にもポスティング・システムでメジャー挑戦する可能性が高くなったとの報道がなされている。
メジャーのかなりの数の球団が興味を示しているとも伝えられている。

日本人選手のメジャー挑戦はそれほど珍しくなくなっているが、
移籍当時
キャリアのピークであり、
かつ日本球界最高レベルにあった野手、
となると、イチロー、ゴジラ松井以来のことになると思う。
失礼ながら他の選手は、
やや成績が下り坂になっていたり、
日本で一流ではあってもトップというにはもう一息だったり、
という段階での移籍だった。

鈴木誠也は、侍ジャパンの4番打者であり、
現在セ・リーグの首位打者であり、ホームラン数も2位。
さらに守備も球界トップクラスである。

2016年からセを3連覇した広島カープだったが、
2019年からは3年連続で優勝を逃している。
ここでさらに不動の4番に抜けられては、痛手はあまりにも大きいが、
報道では球団も容認に傾いているという。

現役最強クラスの選手がメジャーに渡る。
さみしい気持ちもあるが、
広島ファンではない身としては楽しみの方が大きい。
果たして移籍は実現するだろうか。

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