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映画評 「一月の声に歓びを刻め」 [映画評]

三島有紀子監督が、自身が47年間向き合い続けてきた過去の出来事をモチーフに撮りあげたドラマ、
ということらしい。
実体験をもとにしているとのことだが、商業作品として劇場公開されている以上、
それはそれ。
観る側とすると、実際にあったことなのかどうかはさておき、
面白いかどうか、心を揺さぶられるかどうか、ということが大切になる。
そして本作は、
実に退屈だった。

退屈な映画は多いが、
大抵はあそこがああだったらとかあの展開がああだったらとか、
なんとか言いたくなる部分がある。
本作の場合、そうしたこともなく、ひたすら退屈だった。

オムニバスのように分かれていて、
北海道・洞爺湖、伊豆諸島の八丈島、大阪の堂島の3カ所が舞台となる。
しかし、なぜその3カ所なのかさっぱり伝わらない。
3カ所のうち、ここだけは面白かったということもない。

洞爺湖パートの主演はカルーセル麻紀さん、
八丈島パートの主演は哀川翔さん、
堂島パートの主演は前田敦子さん。
出演者はちゃんと演じられていたと思うが、
本作の場合、役者の頑張りでなんとかできるものではない。

テーマは重いのだが、
それを伝えられるだけの作品になっていなかった。
ひたすらしんどかった。

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