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エンゼルス大谷の残念過ぎる2020シーズン [ヨモヤ]

エンゼルス大谷にとって、2020年は希望に満ちたシーズンになるはずだった。
2018年に右ひじ手術をして、2019年は二刀流を封印、
2020年は満を持しての二刀流復活の年だった。
コロナ禍によって開幕が遅れたが、
それも調整が十分ではなかった大谷には好材料となるはずだった。

最初に異変を感じたのは、1年10か月ぶりの実戦のマウンドとなった紅白戦。
制球が定まらず、ストライクが入ったのは全50球中15球。
このストライク率は野球を始めたばかりのド素人さんよりもひどいくらいであり、
調整中云々というより何か問題があるのではないかと感じさせるに十分だった。
故障の再発かどうかはわからないものの、
ボールがどこにいくかわからず、小手先で加減しようとするから、なおさらぶれてしまう。
マウンドに上がれる状態ではなかったと言えるだろう。

不安なままシーズンに入り、首脳陣はこの状態の大谷を先発のマウンドに上げてしまう。
初戦は、ワンアウトも取れずに5失点、やはりストライクが入らなかった。
2戦目も2回持たず。
その後、腕の不調を訴え、投手としての2020年シーズンはわずか1回と3分の2で終了した。
防御率は、あまり聞いたことのない37.80。

以前にこのブログでも書いたが、開幕前の投球で大谷の状態の悪さは十分にわかっていたはずである。
調子云々のレベルではなく、明らかにおかしい。
そのまま登板させ、故障につなげてしまったことは、首脳陣の責任も重いと思う。

それでも、大谷は二刀流。
打ってチームに貢献する道がある。
今年のエンゼルスはレンドーンという大物を補強しており、
トラウト・大谷・レンドーンと並ぶ打線は、メジャーでも注目とされていた。
しかし、残念ながら打つ方もさっぱりだった。
過去2年間で.285、.286だった打率が、.190。
誰にも不振の年はあるが、DHで1割台ではどうにもならない。

私は、ずっと二刀流を応援してきた。
大谷を見るのが好きだし、
未踏の地に挑戦する姿は勇ましかった。
今も、二刀流を続けてほしいと願っている。
しかし、二刀流が許されるのも結果を出してこそである。
投げても打ってもこの成績では、正直なところメジャーに残れる数字ではない。
投げても一流、打っても一流、
であって、はじめて二刀流が成立する。
このままでは、失敗だったとの烙印を押されかねない。

2021年シーズンは、投手としての出場はあるのだろうか。
あってほしいと思う反面、今年のように不安を抱えたままでの投球はやめてもらいたい。
このままでは多くの人が心配していた「どっちつかず」になってしまう。
来年が正念場のシーズンになることは間違いない。
故障のない1年を、
躍動する1年を期待している。

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