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映画人の涙は美しいがいつものことながら選考は・・・ ~ 日本アカデミー賞に思う ~ [映画評]

映画ファンのうちの少なくない割合の人たちが、
日本アカデミー賞に価値を感じていない。
それはこれまでの選考に首を傾げさせられ続けてきたからだろう。

しかし、ファンの側が何と思おうと、
映画に携わっておられる方々はこの賞に重いものを感じておられるようだ。
受賞された皆さんの涙を見ると、
こちらもグッとくるものがある。

のだが、
選考にはやはり疑問が残る。
今年も、ノミネートの段階で、なんでそれを選ぶのかな、の連続である。
映画ファンが「はぁ?」となっても仕方がない。

今年の結果は以下のとおりとなった。

最優秀助演女優賞 安藤サクラさん(予想的中)
最優秀助演男優賞 窪田正孝さん(予想というか願望は柄本佑さん)
最優秀主演女優賞 岸井ゆきのさん(予想的中)
最優秀主演男優賞 妻夫木聡さん(予想的中)
最優秀アニメーション作品賞 「THE FIRST SLAM DUNK」(予想は「すずめの戸締まり」)
最優秀監督賞 石川慶さん(予想的中)
最優秀作品賞 「ある男」(予想というか願いは「ハケンアニメ!」)

下馬評どおり「ある男」が多くの賞を獲得した。
丁寧に作られた映画であるとは思うが、
いかにも日本アカデミー賞っぽい作品。
この映画がここまで評価されてしまうことが、
個人的にはしっくりこない。

もう一つ驚いたのは、最優秀アニメーション作品賞が「すずめの戸締り」でなかったこと。
「THE FIRST SLAM DUNK」も十分に面白かったけれど、
「すずめの戸締り」はオリジナルストーリーで重いテーマに取り組み、
さらに大ヒットさせるという神業を成し遂げた作品である。
これを選ばないのには驚いた。

私一推しの「ハケンアニメ!」は、どの賞も取れなかった。
ノミネートされただけで日本アカデミー賞を見直したし、
大きな一歩を刻んだとは思うけれど、
やはり残念。

是非次回の日本アカデミー賞は、
ノミネートの段階から、さすがとうならせるような選考をしてほしい。
叶わないこととわかっているが、
映画ファンとしては願わずにはいられない。

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株価上昇の恩恵を受けられるのは富裕層だけではない [経済を眺める楽しみ]

野村総合研究所が、「日本の富裕層に関する推計調査」を発表した。
それによると、1億円以上の純金融資産がある「富裕層」が149万世帯となり、過去最多に達したそうである。

ここで言う「富裕層」とは、
純金融資産を1億円以上持っている家計のことを指し、
「純金融資産」とは、
預貯金、株式、債券、投資信託、一時払い生命保険や年金保険など、世帯として保有する金融資産の合計額から、不動産購入に伴う借入などの負債を差し引いた額を基にしているという。

全体像としては、「純金融資産保有額」が
5億円以上の「超富裕層」が全体の0.2%、
1億円以上5億円未満の「富裕層」が2.6%、
5000万円以上1億円未満の「準富裕層」が6.0%、
3000万円以上5000万円未満の「アッパーマス層」が13.4%、
3000万円以下の「マス層」が77.8%、
という結果であった。

富裕層・超富裕層の世帯数や資産総額は、
アベノミクスが始まった2013年からは、一貫して増え続けているそうだ。
その大きな要因は株価上昇であり、
実際この10年間で日経平均は2倍以上にもなっている。

こうした結果が出ると、
2極化が進んでいる、
アベノミクスの恩恵は富裕層に偏っている、
といった意見が出される。
確かにそういう面もある。
しかし、株式市場には富裕層しか参加できないわけではない。

かつては、株式取引を始めようとするとかなり大変だった。
口座開設が面倒だったし、
取引単位が大きく、まとまった金額がなければ買うことができず、
手数料もやたらと高かった。
今は、
ネットから口座が開設できるし、
ごく少額から取引ができるし、
手数料も安くなっている。
株式取引を始めるハードルはかなり下がっているのである。

もちろん、
余裕資金を運用できる富裕層と、
資金が豊富にあるわけではないそれ以外の層で、条件は五分ではない。
しかし、富裕層でないと株価上昇の恩恵を受けられないというのは全くの誤解である。

株式の上昇などからのあぶく銭はいらない、
という考え方もあり、それはある意味真っ当である気もするが、
であれば、
武士は食わねど
の精神を貫いてほしい気もする。

数千円からでも、株式取引はできる。
株価が上昇しても恩恵がない、
と嘆かれるなら、是非ご参加を。

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日本アカデミー賞を予想してみる [映画評]

アメリカのアカデミー賞と違い、それほど注目されていないし、
残念ながらそれほど価値も高まってこない日本アカデミー賞だが、
映画界のビッグイベントであることは確か。
映画ファンとして予想してみよう。

実は、予想は以前もしたことがあるのだが、その時はそれなりに当たった。
2020年は予想した9部門中7部門が的中、
2022年は予想した7部門中5部門が的中、という具合。
まあ、取るべき作品や役者さんが取るのだから当然だが。
ただ、今年はあまり自信がない。

まず、たぶん大丈夫だろうと思うアニメーション作品賞から。
ノミネートは
「犬王」
「かがみの孤城」
「すずめの戸締まり」
「ONE PIECE FILM RED」
「THE FIRST SLAM DUNK」
の5作。
作品としての評価が高いのは「犬王」だが、私はピンと来なかった。
ここは「すずめの戸締まり」で固いと思う。

続いて主演男優賞。
ノミネートは
阿部サダヲさん 「死刑にいたる病」
大泉洋さん 「月の満ち欠け」
妻夫木聡さん 「ある男」
二宮和也さん 「ラーゲリより愛を込めて」
松坂桃李さん 「流浪の月」
の5人。
皆さん素敵な俳優さんで、嫌いな人はいないのだが、
これらの作品でのノミネートはまるでピンと来ない。
阿部さん、松坂さんは熱演だったが、アカデミー賞を取るにはちょっと暗過ぎる気がする。
正直なところ、作品はあまり好きではないのだが、妻夫木聡さんが取られるのではないだろうか。

主演女優賞のノミネートは、
岸井ゆきのさん 「ケイコ 目を澄ませて」
のんさん 「さかなのこ」
倍賞千恵子さん 「PLAN 75」
広瀬すずさん 「流浪の月」
吉岡里帆さん 「ハケンアニメ!」
の5人。
主演男優賞と違い、作品と女優さんが噛み合っていて目移りする。
「ハケンアニメ!」推しの私としては吉岡さんを熱烈応援しているし、
吉岡さんの喜ぶ顔を見てみたい気が強くする。
また、のんさんの「さかなのこ」は痛快だった。
しかし、演技に対しての賞となれば、岸井ゆきのさんが取るのが順当だろう。

助演男優賞のノミネートは次の5人。
柄本佑さん 「ハケンアニメ!」
窪田正孝さん 「ある男」
坂口健太郎さん 「ヘルドッグス」
目黒蓮さん 「月の満ち欠け」
横浜流星さん 「流浪の月」
ここは柄本さんと窪田さんの一騎打ち。
「ある男」の大量ノミネートからして窪田さんが有利なのかと思うけれど、
ここは願望も込めて柄本さんと予想する。

助演女優賞のノミネートは次の6人。
有村架純さん 「月の満ち欠け」
安藤サクラさん 「ある男」
尾野真千子さん 「ハケンアニメ!」
清野菜名さん 「ある男」「キングダム2 遥かなる大地へ」
永野芽郁さん 「母性」
松本穂香さん 「“それ”がいる森」
ここも「ハケンアニメ!」と「ある男」の一騎打ちと見る。
尾野さんも素敵だったが、安藤さんの七変化ぶりはすごかった。
安藤さんに一票。

優秀監督賞のノミネートは次の5人。
石川慶さん 「ある男」
小泉堯史さん 「峠 最後のサムライ」
樋口真嗣さん 「シン・ウルトラマン」
廣木隆一さん 「月の満ち欠け」
吉野耕平さん 「ハケンアニメ!」
またまた「ある男」と「ハケンアニメ!」のガチンコ勝負。
好きなのは断然「ハケンアニメ!」なのだが、予想という点では石川監督とするのが妥当な気がする。

さて、優秀作品賞である。
これが最高の賞。
ノミネートは次の5作品。
「ある男」
「シン・ウルトラマン」
「月の満ち欠け」
「ハケンアニメ!」
「流浪の月」

「ある男」と「ハケンアニメ!」の二択なのだろうが、
ここはなんとしても「ハケンアニメ!」に取ってほしい。
そして、取れる可能性もそう低くないと思う。
「新聞記者」を最優秀に選んだ経緯がある日本アカデミー賞であり、
最多ノミネートも加味すれば「ある男」に追い風だが、
「ミッドナイトスワン」や「シン・ゴジラ」が選ばれたこともある。
日本映画の未来のためにも、
というと大げさだが、
「ハケンアニメ!」のような思いの詰まった作品が最優秀になってほしい。
もちろん他の作品にもいろいろな思いはあるのだろうけれど、
それをわかってもやはり「ハケンアニメ!」に取ってほしい。
熱く、楽しい映画だった。

映画に携わる人は、日本アカデミー賞への思いは強いだろう。
だからこそ、もう少しちゃんとした作品をノミネートしてもらいたい。
と、毎年思う。
今年は「ハケンアニメ!」が複数部門で選ばれていて、そこは嬉しいが、もう一歩。
来年こそ、頼みます。

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カタカナ語よりは、おっさんビジネス用語 [ヨモヤ]

仕事中に使われる昭和っぽい言葉が、
「おっさんビジネス用語」
として、たまにネットで取り上げられる。

例えば、
「仁義を切る」
「鉛筆なめなめ」
「エイヤ!で」
「ガラガラポン」
「1丁目1番地」
「よしなに」
「全員野球」
「ロハ」
「ペライチ」
「イッテコイ」
「ガッチャンコ」
などである。

おじさんである私は、もちろんこれらの言葉の意味がわかる。
自分で使うかというとほとんど使わないが、
「よしなにしてください」
は言うかもしれない。

また、他の所属に情報を伝えることは大切なので、
「仁義を切る」
とは言わなくても、
「後から『聞いてない』と言われることのないように」
と注意をうながすことはよくある。

ネットの記事では、
「おっさん言葉より、カタカナ語が嫌い」
という意見が載せられていた。

確かに、
アジェンダとかアサインとか聞くと、
なんだかムズムズする。
エビデンスも苦手である。
商品のことを「アイテム」というのにも、
一生慣れない。

こうして並べてみると、
おっさんビジネス用語の方が、気持ちがこもっている感じがする。
ありかも。

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映画評 「ちひろさん」 [映画評]

城定秀夫監督と並んで、
「一体、一年に何本映画撮ってんのよ」
状態の今泉力哉監督作品。
小品が多い監督で今作もその部類だが、
ヒロインに有村架純さんというビッグネームを迎えた。

有村さんが演じるのは、お弁当屋さんで働く元風俗嬢。
タイトルの「ちひろさん」は、有村さんの役名。
元風俗嬢というのは秘密でもなんでもなく、みんなが知っているという設定。
この役に有村さんが向いているかどうかはいろんな意見があると思うが、
いつもどおりしっかり演じておられた。
人気に実力も兼ね備えた女優さんである。

軽妙な感じでスイスイ映画は進み、
楽しく観ることができる。
しかし、
必要性が感じられない設定やら、
投げっぱなしのエピソードやら、
意味不明の行動やらが頻発し、
私は乗っていくことができなかった。

ラストも、ううん。

「いい話系」でもあり、
不快な感じはせず、
しんみりとしたり、じんわりとしたりもするのだが、
その先には至らず。
浅瀬を漂う感じと言うのか。
深入りしない感じは、今泉監督らしいと言えなくもないが。

出演陣では、ほぼ有村さんが出ずっぱり。
有村さんはどんな役でもしっかり演じられる。
豊嶋花さんという若手女優がいい味を出していた。
今泉映画と言えば、という感じで若葉竜也さん。
リリー・フランキーさんが、いかにもという役で出演。

「ちひろさん」は、なんとももどかしい作品。
もう少し詰めれば、もっといい映画になったのに、
と思わせられる。
そこを寸止めするのが今泉監督ということなのだろうか。
なぜ寸止めするのかわからないけれど。

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せめて大手代理店頼みから抜け出すきっかけに [ヨモヤ]

東京五輪・パラリンピックを巡る贈収賄、談合事件で、
大手企業から次々と逮捕者が出ている。
また、これがきっかけで行政から指名停止となる企業が続出している。

不祥事により企業が一定期間指名停止になることはそれほど珍しいことではないが、
今回は、
電通、博報堂、
といった大手代理店の名前が挙がっているだけに影響は小さくない。
2025年の大阪・関西万博に向けた準備においても、
この両社を含めた代理店各社が指名停止となった。

これまで、文化やスポーツの大きなイベントは、
電通、博報堂を中心とした大手代理店の独壇場だった。
大手代理店は
豊富なノウハウと厚みのある人材を揃えており、
海外からも要人が来るような大会、
規模が大きな大会、
警察をはじめ様々な調整が必要なイベント、
スポンサー集めが必要な企画、
などでは、他の追随を許さなかった。
結果としてそのことが、
独占状態を加速させ、ブラックボックス化させていった傾向がある。

委託する側も、
大手代理店が独占して受注してくれれば安心、
大手代理店でなければ不安、
大手代理店の言いなりになってしまうのは嬉しくないが他に選択肢がない、
という状況だったと思う。

今回の贈収賄、談合事件により、
東京オリンピック・パラリンピックの記憶が悪い内容に上書きされている。
せめて、今回の事件をきっかけに、
ビッグイベントの大手代理店依存からの脱却をはかりたい。

これだけの禍が起きてしまえば、
簡単に福と為すとは言えないが、
大手代理店の指名停止を契機にいろいろな会社がイベントを手掛けられるようになり、
同じ土俵で競い合えるようになれば、
結果としてイベントの内容もよくなっていく可能性がある。
せめて、そんなプラス要素でもなければ、
オリンピックをめぐるあれやこれやのいざこざは、
本当に悲しく残念な話である。
どんなプラス要素があっても、悲しく残念な話ではあるが。

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夢があるかどうかはさておき 概ねいつものR-1 [ヨモヤ]

M-1王者のウエストランドに
「夢がない」
とネタにされ、俄然注目が集まったR-1グランプリ。
歴代の優勝者の名前を聞いても
「どちら様ですか」
という芸人さんが少なくないので、いじられても仕方がない。
私も毎年見ているが、爆笑した思い出はほぼない。
今年も、過大な期待はせずに見させていただいた。

トップバッターのYes!アキトさんは、いつものR-1。
幸先の悪い幕開けとなった。

しかし、2番手の寺田寛明さんは面白かった。
レビューサイトに例えた言葉いじり。
しゃべりがもう少し達者ならもっとよかったが、クスリと笑わせてもらえた。

ラパルフェ都留さんは、得意の阿部寛さんの物まねネタ。
もう二ひねりほど欲しかった。

サツマカワRPGさんは、物語風にいろいろなネタを重ねていった。
私はよくできていると思ったが、点数は思ったほど伸びず。

カベポスター永見さんは、シュールなフレーズを次々つぶやくネタ。
面白かったのだが、バカリズムさんと陣内智則さんが最低点を付けて脱落。
審査員の数が少ないとこういうことが起きる。

こたけ正義感さんは、弁護士の経歴を活かし、面白い法律を紹介するネタ。
悪くないが、ピン芸人の頂点を決める大会で勝ち抜くには・・・。

田津原理音さんは、カードパッケージを開封していくネタ。
私は楽しめたが、これが伝わるのかしらと思ったところ、意外な高得点。

ラストはコットンきょんさん。
コットンのキングオブコントは2本とも絶品だったがピンではどうか。
取り調べ室用のカツ丼を作る人のネタだったが、私にはまるでピンと来ず。
ファイナル進出は意外だった。

二人が残るファイナルに進出したのは、ネタ順で最後の二人である
田津原理音さんとコットンきょんさん。
田津原さんは1本目と同じ感じのネタを、きょんさんは全く違う感じのネタをされた。

M-1のファイナルの採点はドキドキするのだが、R-1は平静に見られる。
今年はどちらが勝っても「ううむ」という感じ。

優勝は田津原さん。
ピン芸人さんが優勝した方がR-1らしいので、まあそこはよかった。
しかし、このネタが一般的に受けるかというと、さてさて。

R-1に夢があるかどうか、
真面目に語るような話でもないと思う。
ただ、ここをステップに大ブレイクしたピン芸人のスターがほとんどいないことも事実。
ピン芸で大爆笑はなかなか難しい。

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映画評 「少女は卒業しない」 [映画評]

原作は朝井リョウさんの連作短編小説。
間もなく校舎が取り壊される高校を舞台に、少女たちの卒業式までの2日間が描かれる。

私は原作が好きなので、
映画化されると聞いて楽しみにしていた。
しかも信頼感抜群の河合優実さんが主演とあって、期待は高まる。

だが、残念。
映画なので原作どおりにやってもらう必要はないのだが、
悪い具合に改変されてしまっていて、
心が動く瞬間がほぼなかった。

設定は、
卒業式があと2日後に迫った地方の高校。
廃校となることが決定していて、生徒たちも複雑な思いを抱えている。
もとが連作小説であり、
この映画も4本ほどのストーリーが並行して走る。
なのだが、それらが大団円に向けて盛り上がっていくということはなかった。

監督は、「カランコエの花」の中川駿さん。
カランコエと同様に、若手女優の皆さんの自然な雰囲気を出すことには成功されている。
ただし、本作は物語が弱い。

主演は、「喜劇 愛妻物語」「アンダードッグ」「佐々木、イン、マイマイン」「サマーフィルムにのって」「由宇子の天秤」「ちょっと思い出しただけ」「愛なのに」「女子高生に殺されたい」「PLAN75」「ある男」
などなど、佳作への出演が相次ぐ河合優実さん。
河合さんが出るからいい映画になるのか、
いい映画が河合さんを引き寄せるのか。
そんな河合さんだが、本作では彼女のよさが十分に発揮されたとは言い難い気がする。

女優陣では、中井友望さんが印象的だった。
河合さんの相手役だった窪塚愛流さんは、お父さんと声やしぐさがそっくりで驚いた。
「あつい胸騒ぎ」で驚かされた佐藤緋美さんが、本作でも美味しいところを持って行く。

「少女は卒業しない」は、原作ファンであってもなくても、
期待して観に行ってしまうと肩を落とすことになってしまう作品。
この原作で、河合さんで、どうして・・・。
なんとも残念。
一生懸命作られたこともわかるのだが、
映画って、こういうこともある。

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ここのところで読んだ本 [読書記録]

ここのところで読んだ本は以下のとおり。

「世界インフレの謎」 渡辺 努
「生きがいについて」 神谷 美恵子
「未来の医療で働くあなたへ」 奥 真也
「山縣有朋」 岡 義武
「この世を生き抜く最強の技術」 わび
「この世の喜びよ」 井戸川 射子
「糖尿病と共に生きる」
「ズボラでも一生お金に困らない不労所得生活!」 horishin
「前世を覚えている子どもたち」 トム・シュローダー
「コクヨの3ステップ会議術」 下地 寛也
「文豪と感染症」
「野球のきほん」 清水 隆一
「ウクライナ戦争日記」
「完全版 呼吸法」 楊 進
「終の棲家を求めて」 中村 美和
「一流の集中力」 豊田 一成
「私の老後 私の年金」 長尾 義弘
「相続税を納め過ぎないための土地評価の本」
「グレタの願い」 ヴァレンティナ・キャメリニ
「生き方は自分で決める、そして逝き方も」
「ハンナ・アーレント入門」 杉浦 敏子
「近江商人」 末永 國紀
「ムラカミのホームラン」 川崎 徹
「しゃべくり漫才入門」 元祖爆笑王
「リングサイド」 林 育徳
「場のデザインを仕事にする」 ツクルバ
「フリーランスで生きるということ」 川井 龍介
「日本映画の再発見」 立花 珠樹

「世界インフレの謎」を書かれた渡辺努教授は、モーニングサテライトでもよくお見かけするので勝手に親しみを感じている。「物価とは何か」が評判を取ったけれど、私はこちらの「世界インフレの謎」の方が好き。

「ウクライナ戦争日記」は、ロシア侵攻後の記録を当事者たちが綴った日記を集めたもの。痛みや悲しみが伝わってくる。ロシアが失ったものは大きい。

「リングサイド」の表紙は、今は亡き三沢光晴さん。この本を書いた林育徳さんは台湾の方。日本のプロレスは、ケーブルテレビでご覧になっていたらしい。三沢さんのファイトが世界で語り継がれているなら嬉しい。

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鈴木誠也の不在は大打撃だが、きっと大丈夫 [ヨモヤ]

カブスの鈴木誠也がWBC日本代表を辞退した。
左脇腹に張りが出て、コンディションが整わなかった。

日本代表にとって、これは痛い。
鈴木誠也は、
貴重な右の大砲で、
守備にも定評があり、
強肩でならしている。
しかも、
オリンピックなどの国際舞台の経験も豊富であり、
「神ってる」と言われるほどチャンスに強い。
さらに、
メジャーの投手のことをわかっていて、
選手間の架橋にもなれる存在だったと思う。

かけがえのない選手であり、
この不在は痛い。

しかし、まあ、仕方がない。
アメリカもカーショーが不参加になったし、
きっと他のチームも真の意味でのベストメンバーではないはずだ。
集まった選手で戦うしかない。

ほかの選手はどうか無事に本番を迎えてほしい。
そして、暴れまわってほしい。
日本代表チームは、
国際試合になると妙に硬くなってしまうイメージがあるが、
思い切り自分たちを表現してもらいたい。

大丈夫。
日本の野球は強い。

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