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楽しみというより怖い WBC準決勝前日 [ヨモヤ]

今回で5回目を迎えるWBC。
日本チームは、過去4大会すべてで準決勝まで進出している。
今回も、最低でもベスト4に残ってほしいと願っていた。

組み合わせにはやたらと恵まれたが、
過去のWBCは苦戦の連続。
ブラジルやオランダにギリギリまで追い詰められたこともあり、
何が起きるかわからないと覚悟していた。

しかし今回はスルスルと連勝。
ダルビッシュが持ち込んだ興奮を、
大谷が熱狂につなげ、
ヌートバーが笑顔に変えた。

準決勝まで来れば、あとは時の運。
野球の一発勝負ほど当てにならないものはない。

とはわかっているけれど、勝ってほしい。

ここで負けてしまってもこれまでの戦いは色あせないけれど、
ここで負けてしまったら強敵には勝てなかったとなってしまう。

準決勝の相手はメキシコ。
アメリカを破ってプールCを1位で通過し、
準々決勝ではドミニカに勝って進出してきたプエルトリコに逆転勝ち。
勢いも実力もあるチームであることは間違いない。
しかし、がっぷり四つに組んだとき、確実に力負けをしてしまうということもないと思う。

どんな試合でもそうだが、
まず大きな鍵を握るのは先発投手。
ただ、勝とうが負けようが、
この舞台で投げる佐々木朗希を見られるのは嬉しい。

メキシコの先発はエンゼルスのサンドバルらしい。
正直なところ、エンゼルスの試合を見ているときにはさして目立つ選手ではなかったが、
改めて2022年の防御率2.91、対左打者被打率.151、
という数字を見せられると、攻略は簡単ではないと思われる。
日本チームは上位打線に左が並ぶ構成であり、かねてからその点が不安視されてきたが、
準決勝で正念場を迎える格好である。

勝てば、決勝でアメリカが待っている。
最高の舞台に上るために、この壁を越えたい。

試合開始は、日本時間で朝の8時。
ドキドキして眠れない人も少なくないのではないだろうか。
朗希はやってくれると思うけれど、ひょっとしたらとの心配もある。
楽しみだけれど、正直怖い。

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ネット時代の取り付け騒ぎ [ヨモヤ]

「取り付け騒ぎ」という言葉をWikipediaで引くと、
『特定の金融機関や金融制度に対する信用不安などから、預金者が預金・貯金・掛け金等を取り戻そうとして(=取り付け)、急激に金融機関の店頭に殺到し、混乱をきたす現象のこと』
とされている。
さらに、
『経営破綻するという噂や、不確実な情報、デマが引き金となることが多い』
とも書かれている。

噂による取り付け騒ぎとしてよく知られているのが、
1973年の豊川信用金庫事件。
こちらは、女子高生3人の雑談がきっかけになったとされている。
もとは冗談だったのが伝聞で誇張されて広がり、収拾がつかなくなったようだ。
ちょうどオイルショックのあった年で、不安心理が働いていたという背景もあるらしい。
このときは、わずか一週間くらいで大きな騒動になった。

噂がもとで金融機関が追い詰められる。
それもわずか一週間で。
というのは驚きだが、SNSの時代となった今、
噂の広がり方の早さは以前とは比べ物にならない。

アメリカのシリコンバレーバンクが経営破綻したが、
その要因の一つがSNSを通じた情報拡散であるという。
金融当局の支援にもかかわらずあっという間に破綻に至った経緯について、アメリカ議会下院金融サービス委員会委員長は、
「これはツイッターにあおられた初めてのバンクラン(取り付け騒ぎ)だ。
正しい道筋を見極めるには冷静さを保ち、臆測ではなく事実を見ることが重要だ」
と述べたという。
イエレン財務長官も
「自己資本や流動性に対する監督がいかに強力なものであっても、SNSにあおられる形で銀行の取り付け騒ぎが起き、預金が一気に流出すれば、銀行は破綻の危機にさらされる可能性がある」
と述べている。

さらに、かつての取り付け騒ぎは、
銀行の窓口に人が押し寄せて、
というものだったが、現代は違う。
その気になれば、インターネット経由であっという間にできてしまう。
つまり、
噂の広がりの速さも、
取り付けが起きる速さも、
以前とは段違いということである。

無用な混乱を防ぐために我々に問われるのは、
一人一人のネットの情報を読み解く力(リテラシー)と節度のある行動だろう。
ネット情報を鵜呑みせず、
不用意に広げず、
立ち止まって考える習慣を付けたいものである。

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横綱・大関不在 相撲界の人材不足は止まりそうもない [ヨモヤ]

大相撲の番付は上から
横綱
大関
関脇
小結
前頭
となっている。

番付は東と西に分かれて書かれるから、
基本は横綱も大関も二人ずついることになる。
もちろん、成績優秀な力士がまとめて出てきたら、
横綱も大関も3人以上になる可能性がある。
実際、大関が4人いたこともあった。

一方、今の番付は、1横綱1大関である。
本来4人いるべきところが2人しかいないことになる。
こうした事態が生じたのは125年ぶりのことだという。

さらにこの春場所では、
横綱の照ノ富士が初日から休場、
綱取りを狙っていた貴景勝も7日から休場となってしまった。
横綱・大関が一人もいない場所というのは、
昭和以降でははじめてということである。

今場所横綱・大関がいないというのは、
故障者が出たことによる突発的出来事であるが、
相撲界の先行きを考えても、とても明るい展望は開けそうにない。
多くのスポーツが少子化の影響で将来に暗雲が垂れ込めているが、
相撲界は特に深刻であると思う。

野球も競技人口の減少が叫ばれているが、
大谷のメジャーでの活躍が大きな注目を集めているように、
世界に道が広がっている。
活躍の舞台が世界であるのはサッカーでも同じである。
他のスポーツ、
例えばラグビーでもバレーボールでも世界で活躍できる可能性がある。
しかし、相撲にはそれがない。
となると、子どもたちが描ける夢に限りがある。

かつては、身体の大きな子どもが目指すスポーツのひとつとして相撲があったのだろうが、
今はそう考えるのはごく少数だろう。

もちろん、期待できる若手力士もいる。
これから彼らが土俵を盛り上げてくれるだろう。
しかし、さらにその先を見据えると、先細りの未来が目に浮かぶ。
そうならないためにどうしたらいいのか。
私には、正直、よくわからない。

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韓国の出生率0.78から何を見るか [ヨモヤ]

このところ、少子化問題が大きくクローズアップされている。
そのきっかけの一つは、2022年の出生数が80万人を割るというニュースだっただろうか。

マスコミの論調を見ると、
日本の政策の貧しさ、
日本で子供を育てることの大変さ、
などが、必要以上に喧伝されているように感じる。
反省すべき点が多々あるのは事実だが、
間違った方向への誘導は勘弁してもらいたいものである。

少子化は、日本に限った話ではない。
特に、お隣の韓国ではより深刻である。

韓国統計庁によれば、2022年の合計特殊出生率は0.78だったそうだ。
前年比で0.03下がり、過去最低を記録した。
日本の2021年の1.3を大きく下回っており、
出生数も25万を割り、20年前の約半分となっている。
日本の少子化どころではない。

韓国の少子化が進んでいる理由としては、
雇用不安や住宅難などの経済的理由に加え、
男性優位の家父長制的な家族や社会のあり方も若者が結婚や子育てを避ける一因とされている。
若者が、格差社会のなか厳しい競争にさらされていて、
結婚や子育てを選ばないのだそうだ。

韓国の出生率の低下を伝える記事中に、
「賢い人ほど子どもを産まない。子どもが生まれても格差がひどく、入試や就職競争で苦労する姿を想像するからだ」
「政府は主に既婚夫婦の育児支援に力を入れてきたが、出生率低下の主因である未婚率の増加に対応できていない」
といった識者の声も紹介されていた。

家族制度の硬直性や男性優位の社会など、
日本と韓国の共通点を挙げる人は少なくない。
であれば、韓国で効果を上げる少子化対策は日本でも有効である可能性がある。
現在のところ韓国も少子化対策は全く成功していないが、
互いの政策を検証し合う意味はありそうだ。

経済成長と少子化の進展に深い相関関係を見る人もおられるが、
シンガポールの出生率は1.1しかないので、必ずしもそうとは言えない。
イタリアの出生率が日本より低いところを見ると、
男性の草食化が少子化の理由という説にも疑問符が付く。

マスコミや識者と言われる方を中心に、
日本嫌いと思われる一定層の方がおられる。
そうした方々は、少子化のニュースを嬉々として伝えられているように感じる。
いかに日本が駄目な国かという傍証になるとお考えなのだろうか。
実際には、多くの国が少子化に苦しんでいる。
だから仕方がない、ではなく、
学び合いたいものである。

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WBCここからが本当の勝負 [ヨモヤ]

空前の盛り上がりを見せているWBC。
日本チームは準々決勝でイタリアを破り、5大会連続のベスト4入りを決めた。
最低限の目標がベスト4だと思うが、
毎回ここまでたどり着いているのは立派である。
さすが野球大国。

もちろん、今回は組み合わせに恵まれている。
1次ラウンドの同組は、
韓国、中国、チェコ、オーストラリアで、
ここで2位以内に入るのは実力的に至極順当である。
準々決勝の相手も、オランダ、パナマ、台湾、キューバと比べると、
イタリアでよかったような気がする。

ただ、それも勝ったから言えること。
イタリア戦も、大谷のあとを伊藤が抑えていなかったら、
もっともつれていたかもしれない。

ここで大谷、ダルビッシュのメジャー組が投げたので、
準決勝、決勝は、国内組が投げることになる。
是非、日本の力を見せてほしい。
大丈夫、佐々木、山本の球が易々打たれるはずがない。
後ろにも、宇田川やら、高橋やらが控えている。

野球の国際大会で負けるときは、いつも打てなくて負けるのだが、
今回は打線が活発。
イタリア戦で村上に長打が2本出たのも好材料である。
バッティングに専念できる大谷の爆発力もさらに増すことが期待できる。
さらに、源田、中村といった8番、9番のつなぐ力も特筆もの。

ここまでの5試合は、
普通にやれば負けないだろうと思って見ることができた。
ここからは、
どうなるかわからない。
手に汗握る戦いになるだろう。

慣れないグランドに戸惑うこともありそうだし、
時差ぼけだってあるだろう。
東京ドームと打って変わって、アウェイにもなる。
条件は一気に厳しくなるが、
だからこそ底力を見せてほしい。

過去2大会連続で苦杯をなめている準決勝。
先発投手にはなんとか無事に立ち上がってもらって、
できれば早い回に先制点が欲しい。
しびれる展開になるだろうが、勝ち切ってほしい。
ここまでも楽ではなかったと思うけれど、
ここからが本当のWBC。
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映画評 「茶飲友達」 [映画評]

「茶飲友達」という映画が、じわじわ広がってきている。
はじめは1館だけで封切られたそうだが、好調な動員を受けて25館に拡大。
「カメラを止めるな!」と同じENBUゼミナールの製作とあって、
あのときのムーブメントの再来か、などとも言われているようだ。
しかし、誰が観ても楽しかった「カメ止め」と比べ、「茶飲友達」は重い。
ああした大ヒットを期待するのは酷と言うものだろう。

それはそれとして、作品の出来栄えは上々。
目の肥えた映画ファンの口コミが広がるのも納得である。
脚本がよくできているし、
出演陣の頑張りも素晴らしい。

本作は、高齢者向け売春クラブが警察に摘発された事件をもとに、
外山文治監督が着想し、オリジナルの脚本を書いたもの。
「ソワレ」は鮮烈だったが、今作もドシンと来る。
ワークショップ・オーディションで出演者を選抜し、
手作りで練り上げられている。

高齢者の孤独、
高齢者の性、
若者の貧困、
シングルマザー、
などの重いテーマに正面から向き合いながら、
家族の意味を問いかける作品となっている。
ただし、重く暗いだけの映画ではない。
ところどころにユーモアも散りばめられ、
楽しく観ることもできる。

主演は岡本玲さん。
元風俗嬢で高齢者向け売春クラブのオーナーという設定。
岡本さんのイメージとはまるで違う役柄だったが、説得力を持って演じられていた。
明と暗のコントラストが印象的。
他の出演者は、ワークショップで選ばれたこともあり存じ上げない方がほとんどだったが、
それがリアリティをグッと増させていた。

残念だったのは、築き上げて来ていたはずの絆が、
ひとつのきっかけで脆くも崩壊してしまう流れ。
そこがあまりにもあっという間過ぎて、ちょっと拍子抜け。
脆くも崩壊するのはいいのだけれど、
もうひと押しほしかった

「茶飲友達」は、今作られる意味がある作品。
切実なテーマに向き合っている。
説教臭くなく、あっけらかんでもなく、
しっかり踏み込んで描き、映画としてもきちんと成立させているのは素晴らしい。

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WBC一次ラウンドを振り返る [ヨモヤ]

日本チームのWBC一次ラウンドが終了した。
日本の突破は多くの野球ファンが予想したとおり。
予想どおりに行かないのか野球というスポーツだが、
今回は力の差がかなりはっきりしていて、
韓国以外には負けることはないだろうと多くの人が思っていたことだろう。
その韓国も下馬評はかなり低かった。

日本の力が抜けていたプールBと裏腹に、
プールAは大混戦。
台湾、キューバ、イタリア、オランダ、パナマの5球団がすべて2勝2敗というのだから、
その拮抗ぶりはすさまじい。
プールごとのレベル差を揃えるのなら、
この5カ国のうちのどこかがプールBの中国かチェコと入れ替わっているべきだっただろう。

日本と同様に、アメリカも組み合わせに恵まれている。
公平性という点ではいかがなものだろう。

それはそれとして、
日本中を熱狂させての4連勝は野球ファンとして慶賀に堪えない。
ヌートバー人気の爆発は微笑ましいし、
パで地道にやって来た近藤が大活躍しているのも嬉しい。
投手陣もダルビッシュ以外は、ほぼ自分の力を発揮したと言えるだろう。

采配では、
3点のリードを許した韓国戦で、ノーアウト一塁から送りバントを使わなかったのがよかった。
3点差とは言え、打者が9番の中村とあって、稲葉監督ならおそらくバントだったのではないか。
あそこでバントしていたらビッグイニングにはならなかったし、
であれば勝敗もわからなかったかもしれない。
あの場面で続けてフォアボールを選んだ、源田、中村の二人の打席は非常に印象的だった。

ちょっと気になったのは、同じく韓国戦で、
3点を取られて、なおもランナーが二人いる状況でダルビッシュを続投させたこと。
あきらかにアップアップの状態で、実際次の打者にも芯でとらえられた。
もし抜けていたら5点差になる場面。
ダルビッシュという名前に遠慮したのなら、この先少し心配である。

村上の不振ぶりは目を覆いたくなるほどだが、
幸か不幸か接戦となる試合がなかったので、村上が打てなくても大事には至らなかった。
しかし、ここから先はそうは行かない。
神と言われた力を見せてほしい。

勝負は時の運だから、
日本も負けるときは負ける。
ただ、それが準決勝以降であってほしい。

日本中を熱狂させている侍ジャパン。
是非これからもいい試合を見せてほしい。
日本の野球はすごい、
プロ野球も高校野球も楽しみだ、
と思えるような試合を続けてほしい。
伝説になるような瞬間を生み出してほしい。

なんとか、あと3試合見たい。

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大江健三郎さんのこと [読書記録]

大江健三郎さんが亡くなられた。
88歳。
老衰だという。

学生の頃、一番衝撃を受けた作家が大江健三郎さんだった。
最初に読んだ本は、
「死者の奢り」
だっただろうか。
その中には、芥川賞受賞作となる「飼育」なども収められていた。
感動した、
というより、
驚いた、
という表現が当てはまる。
文学というものに吸い寄せられる大きなきっかけが大江作品だった。

それから、古本屋で大江さんの本を見つけるとすかさず買うようになった。
「芽むしり仔撃ち」
「われらの時代」
「見るまえに跳べ」
「性的人間」
といった著作群は、どれもが胸の奥にドシンと来た。
これらが1960年代の前半の作品であり、
代表作とされることの多い「万延元年のフットボール」が1967年。
万延元年以降の作品は私にはなぜかピンと来なくなってしまった。

さらに、1980年代以降の大江さんの作品には、どうにも関心が持てなかった。
おっしゃっていることにも共感ができず、
ノーベル賞受賞時のスピーチもピンと来なかった。
だから、もう何年も、いやひょっとしたら何十年も、
大江健三郎さんの作品を読んでいない。
私の魂が、ほんの一時、求めた作家だったのだろうか。
ただ、後年の大江さんのことはともかく、若い頃に出会えたことには心から感謝したい。

1935年生まれの大江さんが、
「死者の奢り」でデビューされたのが1957年。
そして23歳で芥川賞を受賞された。
ギラギラ光を発された時期は短かったのかもしれないが、
その光は永久に消えない。

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77m目指して初投げ [60歳が近づく腰痛持ち 遠投77mプロジェクト]

東京オリンピック・パラリンピックが開催された2021年に、
個人的なおバカ企画として取り組んだ、
「55歳過ぎ腰痛持ち 遠投77mプロジェクト」。
しかし、2021年は60mまでは順調に伸びたがその先にたどり着けず断念。
泣きの1年で延長した2022年はホームグランドが水没してしまい、計測もできず断念。
「55歳過ぎ」から「60歳間近」となり、
もうやめりゃいいのに、性懲りもなく今年も挑戦。
今年もホームグランドが水没する可能性はあるが。

ここのところで急に暖かくなり、
WBCで野球熱が盛り上がってきたこともあり、
今年の初投げを。

暖かくなったとは言え、
まだ3月。
肩も全然できていない。
なので、ゆっくりゆっくり。

ごく近くでのネットスローを中心に、
軽く軽く50球。
超軽い投球なので具合がいいも悪いものないが、
少なくとも全く投げられないということはない。

2021年は、
5月に40m、6月に50m、7月に60mと
徐々に伸ばしていく作戦だったが、
60mを超えたあたりで壁に当たった。
2022年は早目に60mに持って行って長い距離を投げるのに慣れようとしていたが、
グランドが使えなくなって断念。
今年の方針も去年と同様、
できれば早めに60mに持って行きたい。
そして、遠投のコツを捕まえたい。

どうせどこかで腰痛にもなるのだろう。
それも織り込みつつ、3年越しの悲願をなんとか。

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映画評 「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」 [映画評]

本作は、「第95回アカデミー賞」で、最多となる10部門11ノミネートを獲得し注目を集めている。
日本では、「エブエブ」という名称で呼ばれているらしい。

自分が生きているところと別の世界がある設定で、
この系統では「マトリックス」という映画を思い出す人も少なくないだろう。
「マトリックス」は「現象」と言えるほどのヒットを記録したが、
本作はどうだろう。
ちょっとぶっ飛び過ぎていて、そうはウケないのではないだろうか。
「マトリックス」は設定もすごかったが、
登場人物やアクションがスタイリッシュだったのが喜ばれたのだと思う。

本作の設定をウエブ上での紹介から拾うと、

主人公のエヴリンは優柔不断な夫と反抗期の娘、頑固な父と暮らしながら、破産寸前のコインランドリーを経営している。
税金申告の締め切りが迫る中、「全宇宙を救えるのは君だけだ」と突如世界の命運を託されたエヴリンは、あ然としながらも夫に導かれマルチバースへ大ジャンプ!
“別の宇宙を生きるエヴリン”が持つさまざまな力を得て、予想も常識もはるかに超えた壮大な闘いに挑んでいく。

という感じ。
なんだ、それ。

ネット上では、
「クレヨンしんちゃんのよう」
という声も見られる。
確かに、お下劣さは共通しているし、
しんちゃんで観たようなシーンもある。

しんちゃんについてはたまたまかもしれないが、
名作映画へのオマージュが散りばめられている。
そこを楽しめる人は結構いるかもしれない。

私は、というと、
ハチャメチャ映画が嫌いではないが、
本作にはまったく入れなかった。
ポンポン場面が飛んで、
設定も次々入れ替わるのだが、
画面上の刺激と裏腹に募るのは睡魔。
アカデミー賞にこれだけノミネートされているのだから作品としての価値も高いのだろうと思うが、
個人的にはひたすら眠かった。
スクリーンの中は、ワーワーキャーキャー騒がしいのだが。

こういう映画を楽しめた方が通っぽいのかもしれない。
ただ、私には無理だった。
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