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横綱・大関不在 相撲界の人材不足は止まりそうもない [ヨモヤ]

大相撲の番付は上から
横綱
大関
関脇
小結
前頭
となっている。

番付は東と西に分かれて書かれるから、
基本は横綱も大関も二人ずついることになる。
もちろん、成績優秀な力士がまとめて出てきたら、
横綱も大関も3人以上になる可能性がある。
実際、大関が4人いたこともあった。

一方、今の番付は、1横綱1大関である。
本来4人いるべきところが2人しかいないことになる。
こうした事態が生じたのは125年ぶりのことだという。

さらにこの春場所では、
横綱の照ノ富士が初日から休場、
綱取りを狙っていた貴景勝も7日から休場となってしまった。
横綱・大関が一人もいない場所というのは、
昭和以降でははじめてということである。

今場所横綱・大関がいないというのは、
故障者が出たことによる突発的出来事であるが、
相撲界の先行きを考えても、とても明るい展望は開けそうにない。
多くのスポーツが少子化の影響で将来に暗雲が垂れ込めているが、
相撲界は特に深刻であると思う。

野球も競技人口の減少が叫ばれているが、
大谷のメジャーでの活躍が大きな注目を集めているように、
世界に道が広がっている。
活躍の舞台が世界であるのはサッカーでも同じである。
他のスポーツ、
例えばラグビーでもバレーボールでも世界で活躍できる可能性がある。
しかし、相撲にはそれがない。
となると、子どもたちが描ける夢に限りがある。

かつては、身体の大きな子どもが目指すスポーツのひとつとして相撲があったのだろうが、
今はそう考えるのはごく少数だろう。

もちろん、期待できる若手力士もいる。
これから彼らが土俵を盛り上げてくれるだろう。
しかし、さらにその先を見据えると、先細りの未来が目に浮かぶ。
そうならないためにどうしたらいいのか。
私には、正直、よくわからない。

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