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少なくとも地方は借金に頼りません [公会計]

国でも地方も、来年度の予算編成作業の真っ最中である。
新聞報道等によると、国の予算は歳入と歳出の差が埋まらない状況にあるという。
現時点で歳入不足が4兆円規模に上っているとか。
「埋蔵金」にも限界があり、新規国債発行額を「44兆円以下」とする目標が守れなくなる可能性もありそうだ。

税収を上回る借金を繰り返す異常事態が、このままでは2年連続になる。
プライマリーバランスどころか、拡散的に借金が増えていく状況になっている。

地方はどうか。
財政の厳しさは、国どころではないところもいくつもある。
しかし、それでも借金には頼らない。
というか、法律的に借金には頼れない。
赤字地方債は発行できないからだ。
では、どうやって予算を組んでいるのか。
職員を減らし、職員の給料を下げ、住民の方へのサービス水準切り下げを何とか理解していただいて、コツコツ積み上げているのである。
厳しいがそうしている。

国には国の事情があることはよくわかるし、同列に論じていいものではないことも了解する。
しかし、少なくとも地方政府は、野放図な借金に頼ることなく、厳しく苦しいなかで財政運営を行っている。
なぜ、優秀なはずの官僚の皆さんが、自分達と同じように借金に頼らない財政運営をしないのだろう、と感じている地方公務員は少なくないだろう。
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