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韓国株式市場は不調らしい ~ 「セルコリア」との言葉さえあるという  [経済を眺める楽しみ]

ネットニュースに、
「韓国株式市場で『セルコリア(韓国売り)』が止まらない」
という記事が掲載されていた。
「外国人投資家の主導により、今年春には2,200を超えていた韓国総合株価指数(KOSPI)が、直近では2,080くらいまで落ちている。『セルコリア』の現状は目を覆うばかりだ」
というのである。

しかし、2,200と2,080では、10%ほどしか変わらない。
これなら下落というほどでもないと思い、もう少し調べてみると、
2018年2月は過去最高値の2,550を超えていたから、
そこから比べると確かにそれなりの下落になっていることがわかった。

下落の理由は、経済成長の鈍化であるとされる。
今年の初め、2.5%前後と予想されていた成長率が、
どうも2%くらいになりそうだと下方修正されているのである。
さらに、
中国経済の低迷や日本との対立も景気の悪化に拍車をかけている。

また、この間、韓国以外の国の株式市場がかなり好調であることが、
韓国株の不調を際立たせている面がある。
上がるときは少しだけ、
下げるときはドンと下がる、
ということの繰り返しらしい。

韓国は、日本といろいろ事を構えている国であり、
日本製品の不買運動を広く実施されている国でもある。
だから、韓国株が下がることに溜飲を下げる人もいるかもしれない。
しかし、仲が悪いことは置いておいて、
隣国の景気がよくないという状況は決して歓迎すべきものではない。
底割れすることはないと思うが、しばらく注目しておきたい。

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