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映画評 「18歳のおとなたち」 ~ 映画への真摯が感じられない ~ [映画評]

低予算で作られた映画。
多大な期待をする方が悪いのかもしれない。
観に行った方が悪いのかもしれない。
しかし、あぁ。

若者が映画を作る姿を描く映画。
映画を作る映画は、熱いものであってほしい。
映画を作る映画は、映画への愛に満ち、映画に真摯に向き合ったものであってほしい。
そう願うのは、野暮ですか?
そう願うのは、無茶ですか?

映画が始まって数分で、もうへなへな。
一体どんな設定なのやら。
奇想天外というのではなく、
愛がない熱がない。

映画を作るのは大変。
なぜなら、いろいろな人の協力を得なければならないから。
そこにドラマが生まれる。
本作では、それさえも描かれない。

この企画にGOが出て、
この脚本でOKとなって、
この作品で上映となるメカニズムが私には理解できない。
いいとか悪いとかという前に、
真摯さが感じられない。

ツッコミどころというか、
いくらなんでもひど過ぎる展開の連続。
オチもはにゃ~。
お行儀よくやってもらう必要はないが、
それと、いい加減とはまた別。

唯一よかったのは、久しぶりの女優さんに出会えたこと。
中島知子さん、雛形あきこさん、みひろさんの揃い踏み。

88分と短めなところには救われたが、
なにやら悲しい気持ちにさせられる1時間半だった。

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