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映画評 「変な家」 ~また来た、トンデモ映画。そこにまた斉藤由貴さん ~ [映画評]

先日、監督:内田英治さん、主演:土屋太鳳さんの
「マッチング」という映画を観た。
これがなかなかのトンデモ映画で、今年中にこれに匹敵するような作品を観るのは難しいかと思えた。(褒めてません。念のため)

※「マッチング」の映画評はこちら。
https://matoko.blog.ss-blog.jp/2024-03-01

しかし、この「変な家」もかなりのトンデモぶり。
ぶっ飛び方、取っ散らかり方はハンパではない。

もとは、「変な間取り」の裏に隠された驚きの真実に迫る展開で話題を集めたYouTube動画。
それを小説化した「変な家」もベストセラーとなり、
今回映画化となった。

前半は、まずまず楽しめる。
主人公のオカルト専門の動画クリエイター役に間宮祥太朗さん、
ミステリー愛好家の設計士役に佐藤二朗さんという二人のコンビが、
それほど熱心にではなく「変な家」の謎に迫っていくあたりはなかなか見せるものがある。
動画独特のザラザラした映像は、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」的な怖さもあった。

しかし、川栄李奈さん演じる謎の女性とその家族にまつわるあれこれが絡み始めてからは、
物語は完全崩壊。
ホラーからコメディへの道を一直線に走り始める。

クライマックス?となる旧家での格闘シーンは、
もう笑うしかないし、笑わせに来ているとしか思えない。
突然のチェンソーとか、完全に狙っている。

ただし、トンデモ映画にあるなんとも捨てがたい空気があるかといえば、
それは別にない。
単にトンデモなだけ。

トンデモ比べで言えば、「マッチング」に軍配。
「変な家」は狙ってトンデモな感じがあるが、
「マッチング」は図らずもトンデモになってしまった感じ。

そしてこのトンデモ映画の両巨頭に共通して出演しておられるのが斉藤由貴さん。
さすがなのかなんなのかわからないけれど。

この「変な家」、公開第一週目で興行成績一位に躍り出た。
かなりのヒットになっているようだ。
まあ、はい。

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