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iDeCoの拡充は素直にいい知らせ [資産運用]

3月25日付日本経済新聞の一面に、
iDeCoが拡充されるとの記事が掲載された。
これは喜んでいいニュース。

iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)とは、
個人が加入し、加入者自らが運用商品などを選び、
その成果によって受け取る金額が変わる年金制度のこと。
開始当初は60歳までしか掛け金を出せなかったが、
近年の改正で65歳までに延長された。
今回の改正では、これがさらに70歳までに延長されるという。
さらに、これまで月に1.2万円が限度とされてきた公務員の拠出額が、
2万円に増額されるという。

iDeCoは公的年金の補完的な意味で導入されたものであり、
活用をうながす仕掛けがたんまり施されている。
具体的には、
・iDeCoで積み立てた掛金は所得控除の対象になる
・iDeCoで得た運用収益には税金はかからない
・退職金や年金として受け取る際も控除の対象となる
といったものである。

とはいっても自分で運用先を探すのは大変、
とお思いになる方もおられるだろうが、
そうした方は、定期預金などの元本確保型商品を選べばいい。
そうすれば、税制優遇を受けながら貯金ができることになる。

こうした報道がなされると、
「国が責任を放棄している」
「やっぱり年金は危ない」
「全部自分で責任取れってことか」
など、ネガティブ一色でとらえる方がおられる。
考え方は人それぞれだが、選択の幅が広がるのは確かだし、
それを使うかどうかも各自の判断である。
国を批判するところで思考停止し、
使える有利な制度を使わないのはもったいない。

もちろん、考えた末に使わないのも一つの判断だし、
ポリシーとしてやらないという考え方もあるだろう。
それにしても、iDeCoの拡充はいい知らせ。
素直に乗ってもいいのでは。

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