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日本アカデミー賞を予想してみる [映画評]

3月8日に授賞式が行われる、今年47回目を迎えた日本アカデミー賞。
回を重ねても重みは増さない。
なぜなら、
ちゃんとした作品を選ばないから、
変な作品を選ぶから。
それはそれとして、賞を獲得された方は嬉しそう。
確かに、受賞者は悪くない。
素直な気持ちで、今年の賞の行方を占ってみよう。

まずは、アニメーション作品賞。ノミネートは以下の5本。
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」
「君たちはどう生きるか」
「映画 窓ぎわのトットちゃん」
「名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)」
「BLUE GIANT」

このなかで一番好きな映画は「BLUE GIANT」だが、賞レースにおいて宮崎さんに勝てるとは思えない。
「君たちはどう生きるか」の受賞が固いだろう。

優秀監督賞のノミネートは以下の5人。
ヴィム・ヴェンダース「PERFECT DAYS」
森達也「福田村事件」
成田洋一「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
山崎貴「ゴジラ-1.0」
是枝裕和「怪物」

「福田村事件」も「怪物」も力作だったが、2023年は「ゴジラ」の年。
監督賞は山崎貴さんだろう。

主演男優賞のノミネートは以下の5人。
阿部サダヲ「シャイロックの子供たち」
神木隆之介「ゴジラ-1.0」
鈴木亮平「エゴイスト」
水上恒司「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
役所広司「PERFECT DAYS」

ここは、神木くんと鈴木さんと役所さんの争い。
演技という点だけで見れば、鈴木亮平さんがすごかった。
鈴木さんに一票。

主演女優賞のノミネートは以下の5人。
綾瀬はるか「リボルバー・リリー」
安藤サクラ「怪物」
杉咲花「市子」
浜辺美波「ゴジラ-1.0」
吉永小百合「こんにちは、母さん」

浜辺さんがゴジラでこの賞を獲る感じはしない。
安藤サクラさんは、主演という感じではなかった。
となると、杉咲花さんだろう。

助演男優賞のノミネートは以下の5人。
磯村勇斗「月」
伊藤健太郎「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」
大泉洋「こんにちは、母さん」
加瀬亮「首」
菅田将暉「銀河鉄道の父」

誰に獲ってほしいかといえば、「首」の加瀬亮さんだが、
おそらく獲るのは磯村勇斗さん。

助演女優賞のノミネートは以下の5人。
安藤サクラ「ゴジラ-1.0」
上戸彩「シャイロックの子供たち」
永野芽郁「こんにちは、母さん」
浜辺美波 「シン・仮面ライダー」
松坂慶子「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」

ここは難しい。
演技力という点では安藤サクラさんだが、「ゴジラ」ではそれほど登場する機会がなかった。
であれば、ここは松坂慶子さんではないか。
喜んでくれそうだし。

優秀作品賞のノミネートは以下の5作品。
「怪物」
「ゴジラ-1.0」
「こんにちは、母さん」
「福田村事件」
「PERFECT DAYS」

「こんにちは、母さん」がちと場違い。
「福田村事件」はとてもいい映画で、脚本も脚色も演技も素晴らしかった。
しかし、「ゴジラ」の年。
最優秀は「ゴジラ-1.0」だろう。

予想だから、当たるも八卦当たらぬも八卦。
ただ、毎年そうなのだが、ノミネートが今一つなので、予想する楽しみが減退する。
毎年願うのだが、来年はいい選考をしてくださいますように。
そう願う。

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