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IT業界の一寸先は闇 ~あのノキアがジャンク扱いとは~ [経済を眺める楽しみ]

ノキアと言えば、携帯電話の世界的な勝ち組として有名である。
いや、「あった」とすべきか。
ここへ来て、業績に大きな陰りが見えている。

先に発表された第1四半期の売り上げは前年同期の26%減、営業利益は1,000億円を超える赤字であった。
瞬間的な赤字であれば、珍しいことではないが、ノキアの不振は続いていて、先行きも心配されている。
格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)は、ノキアの信用格付けを「BBBマイナス」から投機的水準(ジャンク)の「BBプラス」へ引き下げた。
しかも、見通しは「ネガティブ」としている。
フィッチ・レーティングスも、ノキアの格付けを投機的水準に引き下げている。

トリプルAからひとつ下がったとかいう話ではない。
ジャンクに引き下げられたのである。

私は、格付け会社には否定的な考え方を持っているが、経済の現場において格付けに大きな意味があることは紛れもない事実である。
また、ここまで下げられるということは、よほど厳しいのだろうと推察する材料にはなる。

フィンランドの代表選手であったようなノキアが、
日本の電機大手を蹴散らしてきたノキアが、
あっという間にジャンク扱い。
速いし、怖い世界である。
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葦立 茂蔵

 私事ですが、先日iPhone 4Sに機種変更しました。
スマホって、デジカメ機能、ケイタイ機能、iPod(ウォークマン)機能、ナビ機能等、PC機能など是まで分化していたいろんな機能を、デジタル技術で芸術的に統合(独り占め)した感じですね。
 特に、音声認識技術のSiriは秀逸で、日本語もサポートし始め、執事(秘書)を抱えた様な優越感です。
 笑えるのは、下命が認識できない時に「バカ」と抽象すると「これでもお役にたとうと努力しているのです。」と返答したり、早口言葉を言うと「お上手ですね。」とか「アナウンサーになれますよ。」とか褒めて返すのは、何とも人間臭くてコンピュータの世界も変わったなぁと思います。
 お試しあれ。
 
by 葦立 茂蔵 (2012-05-04 10:34) 

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