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映画評 「Walking Meat」 [映画評]

本作のHPを見ると、
「サブリメイションが放つ、オリジナル短編作品。」
とのことである。
と言われても、そっちの世界に詳しいわけではない私としては、サブリメイションってなんじゃらほい、となるわけだが、
なんでも、2011年に発足したアニメCGスタジオなのだそうだ。
これまで、数々のアニメ作品のCGを担当してきたらしい。
メガホンをとった須貝真也さんにとっては、監督デビュー作となる。

この辺りのことは、映画を観てから知った。
ワクワクしていろいろ知りたくなったのかと言えば、決してそうではない。
なんというか、どうしてこのような映画が公開されたのか気になったのである。

本作は、20分くらいの小作。
そのため、料金も500円だった。
まあ、500円なら、ある程度許容するべきなのだろうか。

主要キャラは4人。
わかってやっているのだろうが、全員がステレオタイプ。
人物背景も何も描かれないままにステレオタイプに話し、行動するので、
意外性はないし、共感もできないし、説得力もない。
気持ちが乗らないまま、オチまで一直線である。

ひょっとしたら、映画として観るのではなく、
CGの作画力を愛でる作品なのだろうか。
そっちの方も、いいのか悪いのか、さっぱりわからなかったが。

いろいろな映画祭への出品がなされているようだが、この作品が評価される映画祭って、どんなものなのか。
評価と言うか、そこまでに達していない気がする。
本当に、20分でよかった。

どんな映画も「万が一」ということがあり、観に行ったことに悔いはない。
だが、公開している人たちは、
自信をもってお届けされているのだろうか?
観た人に後悔させない自信があるのだろうか?
あるのだとしたら、なんだかちょっと怖い。
ないのだとしたら、なぜ公開したのかわからなくなるが。

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