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今年こそ見たい ワールドシリーズで投げる田中の姿 [ヨモヤ]

2019シーズン、アメリカン・リーグの中地区を制したツインズの売りはなんと言っても打力。
ホームラン数の307本は、新記録。
9で割って30本を超えてしまうという驚異の数字である。
(ヤンキースも負けず劣らずではあるが)
チーム打率の.270はリーグ2位、
チーム打点の906はリーグ1位。

この強力打線を前に、ヤンキースの田中は苦戦が予想された。
11勝9敗、防御率4.45では心配されても仕方がない。
しかし、日本時代からここ一番の試合での田中の集中力は際立っていたし、
メジャーでもポストシーズンになると好投を続けている。
なんでも、ポストシーズンで5試合以上先発している投手で、
通算防御率1.54は史上5位、
通算被打率.164は史上1位なのだそうだ。

地区シリーズ第2戦に先発した田中は、
味方の大量援護にも守られ、5回3安打1失点で勝利投手となった。
今シーズンを通じて安定しない投球だったので、見ているこちらもホッとした。

さて、結果だけを見ると、いつものポストシーズンの田中だが、投球内容はちょっと違っていた。
メジャーの、特に2年目以降、変化球が増えた田中ではあるが、
この日は特別多かったのである。
なんでも、全83球のうち、直球は16球だけだったという。
ほとんどが変化球だったということになる。
普通、これだけ変化球を投げてしまうと、コントロールが乱れてしまうものなのだが、
たまに投げる直球も含めてしっかり制球されているところが、田中たるゆえんだろう。

まだポストシーズンは始まったばかりであり、ワールドシリーズへの道は平たんではないが、
田中がこだわるのは、
ニューヨークにあるメジャー屈指の伝統を持つチームであるヤンキースで、
ワールドシリーズを制覇すること、
だと思う。
ここで優勝したいという思いは、人一倍強いはずだ。

日本もそうだが、メジャーリーグでもポストシーズンになると、観客の熱気がすごい。
初回から、味方のピッチャーが2ストライクを取ると、三振を期待して立ち上がって拍手をし、声援を送る。
日本と違って応援団がいるわけではないので、観客の自発的な振る舞いである。
あの雰囲気の中で投げるのは選手冥利に尽きるだろう。
その分、巨大な重圧も感じるだろうが。
ワールドシリーズともなると、さらにすごくなる。
そこで田中がどうなるのか。
是非、ワールドシリーズで投げる田中を見たい。
マウンドで君臨する田中を見たい。

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