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最も強く、最も勝利にどん欲なチーム ~ソフトバンク4年連続日本シリーズ進出~ [ヨモヤ]

プロ野球ファンが好きな話題に、
「史上最強チームは、いつの年代のどのチームか?」
というものがある。
特に決めはないが、一年間だけ強かったというのではなく、少なくとも3年間くらいは強さを保持し続けたチームから選ぶ形になることが多い。

よく挙げられるのは、
1956年から3年連続日本一に輝いた西鉄
1965年から9年連続!日本一に輝いた巨人
1975年から3年連続日本一に輝いた阪急
1982年からの11年間で8回日本一に輝いた西武
そして、
2014年からの6年間で5回(まだまだ伸びるかもしれないが)日本一に輝いたソフトバンク
といったチームだろう。
今のソフトバンクは、歴史的な黄金時代を築いているといっていいと思う。

勝ち続けると、どうしても「慣れ」のようなものが出てくる。
何回も勝っているうち、モチベーションが下がってくるのは避けようがない。
そうしていつか、黄金期は過ぎていく。

しかし今のソフトバンクを見ていると、そんな心配は無用に思える。
最も強く、そのうえ勝利にどん欲であるように見えるからである。
「慣れ」から生まれる気のゆるみがうかがえない。
それは、選手の新陳代謝が進み、
チーム内に競争が生まれ続けているからだろうか。

もともと強く、戦力的に上回っているチームが、
勝ちに、その一球に、その一瞬にどん欲なのだから、
それはもう、なかなか負けはしない。
2020年のロッテとのクライマックス・シリーズでも、どん欲さをフルに感じた。
泥臭いほどに。

日本シリーズの顔合わせは、去年同様、ソフトバンク対巨人。
去年は4連勝でソフトバンクが巨人を一蹴したが、今年もソフトバンク優位は揺るがないだろう。
先発投手陣の陣容はむしろ今年の方が充実しているように見えるから、
このソフトバンクを倒すのは骨である。
もし巨人が初戦を菅野で落とすようなことがあれば、再び一方的な展開になる可能性がある。

ただ、今年は異例づくめの年。
交流戦が行われなかったので、力の比較がしにくい面があるし、データも普段よりは揃っていないだろう。
また、去年の屈辱を胸に秘めている点で、勝利へのモチベーションは巨人の方が上回っていると思われる。
うまく滑り出せれば、番狂わせが起きる目も、もちろんあるだろう。

クライマックス・シリーズは2試合で終わってしまったが、両方とも熱い試合だった。
特別な年を締めくくる日本シリーズでもぜひ熱い戦いを期待したい。
プロ野球っていいな、と改めて感じられるような。

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