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菅総理退陣表明後の上昇をすっかり吐き出した日本株 ~ でも、まあ、気長に ~ [経済を眺める楽しみ]

週明け4日の日経平均株価は6営業日連続!で下落。
6日連続の下落は、約1年2カ月ぶりらしい。
終値は前週末比326円安の28,444円となった。

ちょうど1月前の9月3日、菅前総理の退陣表明をきっかけに、
日本株は急激な上昇軌道に乗った。
9月2日の終値28,543円が、
9月14日には30,795円。
2週間足らずで2,000円以上も上昇した。

しかし、その後の株価はさえない。
上がったときと同じくらいのスピードで下落に転じ、
10月4日の終値28,444円は、
この間の上昇をすべて吐き出してしまったことになる。

4日の下げの原因としては、
米連邦政府の債務上限問題、
中国不動産大手、中国恒大集団の経営不安、
などが挙げられていた。
株は上がったり下がったりするものなので、1日だけの下げなら別に構わないが、
このところ、
アメリカ株が上がっても、
為替が円安に振れても、
日本株の上昇につながっていないのは心配である。

さらに、気になるのは岸田政権に対する市場の評価。
自民党総裁選挙での岸田さんの勝利、
それに続く組閣、
といったイベントがあるたびに株価が下がってしまっている。
どうも小泉総理や安倍総理誕生の際のような熱狂は期待できないようだ。
金融所得課税の強化、といった市場にマイナスとなる政策を掲げているのだから、当然ともいえるが。

すぐに選挙戦が始まる。
そして、補正を含めた予算が組まれるだろう。
どんな政権が誕生するにしても、
たとえ発足時の市場の評価が高くなくても、
いい仕事をしていけば、自然と株価もついてくるはずである。
投資家は、どうしてもその日その日の株価の上下に一喜一憂してしまうが、
なんと言っても新政権である。
少し気を長く持って見守ろう。
船出のときくらい信じなきゃ、ね。

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