SSブログ

強打者を歩かせるのはいずこも同じ [ヨモヤ]

ヤクルトの村上が、歴史に残るシーズンを過ごしている。
すでにホームランは55本に達し、日本人として歴代最多タイであり、
5打席連続ホームランという新記録も打ち立てた。
2年連続のMVPはすでに確定的で、
18年ぶりの三冠王も視野に入っている。
「村神様」という言葉は流行語大賞にも選ばれそうだ。

さて、ここに来て毎試合報道されるのが村上へのフォアボールでのブーイング。
村上のホームランを楽しみに球場に足を運んでいるファンとしては、
ブーイングしたくなる気持ちもよくわかる。
ただ、こういうときに必ず出てくる勘違い、
「メジャーなら真っ向勝負するのに」
には、そんなことはまったくないとお伝えしておきたい。

記憶に新しいのは、去年終盤の大谷に対する四球の連続。
2021年9月24日の試合では1試合に4四球。
3試合合計で11四球という徹底した避けられ方だった。

なにより強烈なのは、シーズン最多ホームラン記録を持つバリー・ボンズからの逃げ方。
最盛期の2004年には、
年間四球数232、
敬遠数は120に上った。
その年、ボンズの出場した試合数が147だから、ほぼ毎試合2つの四球があり、
そのうち1つは敬遠だったことになる。
メジャーが真っ向勝負などというのは勘違いである。

四球が増えるのは強打者ならば仕方がない。
全打席勝負を避けられるわけではないので、
限られたチャンスを活かすしかない。
それは日本でもアメリカでも同じこと。
むしろ勝負を避けると決めたら徹底して避けるのはアメリカの方である。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。