SSブログ

丑年の相場はどうなる [経済を眺める楽しみ]

株式市場にはいろいろな格言がある。
例えば、
「人の行く裏に道あり 花の山」
「もうはまだなり まだはもうなり」
「麦わら帽子は冬に買え」
といった感じである。
先人の知恵のようなものなので、参考になる言葉も少なくない。

相場格言の中に、干支に関わるものがある。
これも長い歴史を経て残されてきたものではあるが、信ぴょう性はどうだろう。
そんな話もある、と受け止めれば十分だろう。
具体的には、次のようなものである。

「辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、
戌笑い、亥固まる、子は繁栄、丑つまずき、寅千里を走り、卯跳ねる」

今年は丑年。
つまずく年とされている。
過去のデータをひも解くと、午年と並んで成績が悪いらしい。
つまり、歴史的には実際につまずいてきた。

1月4日の大発会当日、日経平均株価は下落となった。
早速つまずいた格好であるし、大発会の下落は縁起が悪いように思えるが、
実は去年も大発会当日は下落した。
しかし、年間では大きなプラスになったように、初日の下落をあまり気にする必要はない。

株式市場が上がろうが下がろうが関係ない、という方も少なくないかもしれない。
ただ、経済にとっては株式市場が活況であるに越したことはない。
そして、経済が暮らしに関係ないという人はいないはずだ。
株式は、金を持っている人間がやること、と考えている方も少なくないかもしれない。
しかし実際には、ごく少額から取り組める。
後付けで、そうなるとわかっていた、と講釈されるなら、相場に参加する手もある。

2020年は、コロナ禍の暗い世相とは裏腹に、株式市場は活況だった。
2021年はどうだろう。
世相も相場も明るい年になればいいのだが。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事