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小規模自治体に「経営のプロ」派遣計画は機能するか [ヨモヤ]

読売新聞に
「小規模自治体に公認会計士ら『経営のプロ』派遣…上下水・公共施設の運営支援」
という記事が掲載されていた。
記事によれば、
・総務省が来年度、市町村に公認会計士や経営コンサルタントら「経営のプロ」を派遣する取り組みを始める
・支援内容は、上下水道や公共施設の運営支援
・支援対象は、人材不足に悩む小規模な市町村など約500か所
ということである。

ちょっと驚くのは、
・要請のあった市町村に派遣するほか、経営の見直しが遅れている市町村は要請を待たずに送りこむ
と書かれていた点。
要請する市町村は、しっかり役職などの位置づけをするだろうが、
要請もしていないところに勝手に送り込むとは、どのような役割や権限を想定しているのだろう。
市町村は総務省の完全子会社ではないし、自治体の運営には条例やら規則やらの規定が求められるものなので、一方的に送り込むのは無理筋に感じる。

公認会計士や経営コンサルタントの方々を「経営のプロ」とするのも、ちょっと違和感がある。
公認会計士の方々は会計の専門家であろうし、
経営コンサルタントの方々はアドバイスをする役割だろう。
「経営のプロ」とはちょっと違う気がするし、
自治体経営に詳しいかどうかも心配である。

自治体に人材が不足しているのは事実だろうし、
上下水道や公共施設の運営について外部の知恵が有効である可能性も高い。
だから、総務省の意図しているところもわかる。
しかし、乱暴に進めてしまうと禍根を残すことになりかねない気もする。
強引に押し込むようなことをすれば、地方分権の趣旨とも真っ向から逆行してしまいそうだ。

おそらく、今回の記事はあくまでもアドバルーン的なもので、これら詳細が詰まっていくのだろう。
面白いアイデアであるだけに、今後の動向に注目である。

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紅白のBABYMETALは「イジメ、ダメ、ゼッタイ」 [ヨモヤ]

例年、格闘技の合間に見ている感じの紅白歌合戦。
「あまり見たい人がいないなあ」
というのがいつもの感想だが、まあ仕方がない。

『フリッパーズギター、一夜限りの再結成』とか
『大晦日に山下達郎が“クリスマスイブ”を歌う』とか
そんなサプライズがあったら面白いのになあとも思うが、
お年寄りも含めた万人受けを目指し、
アーチストの調整もしながら、
となると、こういう感じの出演者になるのはやむを得ない。

今年のメンバーで楽しみなのはBABYMETALくらいだが、
他の方々も最高に気合の入ったステージを見せてくれるのが紅白なので、
案外見ていると楽しいものである。

BABYMETALは今回が初出場。
実は10年ものキャリアを持つ彼女たちであるが、初出場であれば代表曲を披露することになる。
となると
「イジメ、ダメ、ゼッタイ」か
「ギミチョコ!!」
のどちらかだと思った。
個人的には、世界ブレイクのきっかけとなり、
その馬鹿馬鹿しさ、すがすがしさ、カッコよさがBABYMETALらしい
「ギミチョコ!!」が聴きたかったが、いろいろあるのだろう。
一曲だけではベビメタの良さは伝わらないと思うけれど、
一曲だけで勝負するのが歌番組であり、その究極が紅白。
楽しみに待とう。

無観客の紅白は寂しいが、開催できただけでよしである。
音楽業界にとっても、大変な一年だった。
日本を代表するアーチストの皆さんによる
夢と勇気を与えてくれるステージを期待したい。
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コロナ禍でも売上増 JRA9年連続の前年超え [ヨモヤ]

コロナ禍に見舞われた2020年。
ほとんどすべてのスポーツが開催の中止や動員の縮小を求められた。
中央競馬も、2月の終わりから無観客での開催を余儀なくされた。
ただし、一週の中断もなく最後まで番組を消化できたのはよかった。
牡馬牝馬ともに無敗の三冠馬が生まれ、
アーモンドアイがGⅠ競走の勝ち星を9つにまで伸ばした記念すべき年でもあった。

この状況下で、売上が伸びたというのにも驚いた。
2020年の中央競馬の売上は、2兆9834億円。
これは前年比103・5%、
9年連続で前年超えとなった。

もちろん、1997年には4兆円を超えていたから、そこから比べると1兆円以上の減少ではある。
しかし、長期的に減少傾向にあったものを食い止め、さらに継続的に増加させてきているのは立派と言えるだろう。
もちろんネット投票が広がったのが伸びの原因だろうが、
WIN5をはじめとしていろいろな馬券を発売していることも効果を上げているのだろう。

私のような古いタイプのファンからすれば、
外国人騎手に有力馬が集まり過ぎていること、
ステップレースの意味が失われつつあること、
春の天皇賞の位置づけが下がり続けていること、
など、なんとかならないかしら、と思う点はある。
ただまあ、時代の流れだから、ついていくしかない。

アーモンドアイは引退したが、
コントレイル、デアリングタクトの両三冠馬は健在だし、
有馬記念馬のクロノジェネシスが王者として迎え撃つ。
ソダシという白毛馬として初のGⅠ馬がクラシックを戦うのも楽しみである。
何はともあれ、来年も、無事に開催されることを心から祈る。

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歴史に残る残念さだったM-1を振り返る [ヨモヤ]

M-1グランプリをやたらと待ち遠しく感じている私としては、今年の大会は実に残念だった。
何が残念だったか。
優勝者が応援しているコンビではなかったとか、そういうことではない。
単純に面白くなかったのである。
記憶にあるM-1の中で、ここまで笑えなかった年はちょっと思い出せない。

ネットでは、優勝したマヂカルラブリーのネタが、漫才と言えるのか論争が盛り上がっている風ではある。
しかし、正直、なんとも思わない。
どちらでもいい、というより、なんとも思わない。
あのネタが2020年の漫才の頂点だったということに、なんとも言えない気持ちになってしまうだけで。

過去のM-1では、何度も何度も繰り返して見たくなるネタが披露された。
ここ数年を振り返っても、
2019のかまいたちの一本目、
2016から2018の和牛、
2015のジャルジャルの膝の峠越え、スーパーマラドーナの落ち武者、
そのほか、銀シャリもさらば青春の光もあのコンビもこのコンビも面白く、
放送終了後、ビデオを何度も見た。
つかみもオチも全部わかっていて、
次に何を言うかも覚えているのに、
それでも見るたびに笑わせらる。
今年のM-1では、もう一度見たいと思えるネタはほとんどなかった。
なんだか残しておきたくなくなって、録ったビデオは一度も見ぬまますぐ消してしまった。

2020年という年の特異性がこうさせたのだと考えるべきなのだろう。
ライブをする機会が減り、
そのため芸人さんたちのカンは鈍りがちになり、
当日もぎっしりお客さんが入っている状況ではなかった。

もちろんそうなのだろうが、
それだけで総括してしまうのは、ちょっと安易である気もする。

あまり言いたくないのだが、決勝に残った10組が本当にふさわしかったのかどうかということを、
スタッフの皆さんにはしっかり検証していただきたい。
私は、M-1の審査をされている方々の目利きを信頼している。
毎年、すごい眼力だとうならされている。
しかし、今年はどうだったか。
落とすべきではない組を落としてしまったのではないだろうか。
選ぶべきではない組を選んでしまったのではないだろうか。

一番組にここまで熱くなるのは、ちょっと滑稽かもしれない。
ましてや、選考に注文をするなど、筋違いも甚だしいかもしれない。
ただ、それだけのイベントになっているし、
勝手な思い入れも強い。
一年間、なにやらもやもやして過ごしていかなければならないのがつらい。

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映画評 「約束のネバーランド」 [映画評]

人気コミック作品を映画化するのは、何かと批判されやすい。
私は、原作となる漫画やアニメとその実写化作品は別物として観るようにしているが、原作ファンからすると、
「これじゃない」
という気持ちになることがしばしばであるようだ。
本作「約束のネバーランド」も、原作ファンからは実写化を疑問視する声が多いようだ。
登場人物が皆外国人的な容姿であること、
出演者のほとんどが子どもたちであることが、一層ハードルを高く感じさせたようだ。

主演のエマを浜辺美波さんが演じると発表されても、
イメージが違う、年齢が違うといろいろ言われていた。
実写化の宿命であり、やむを得ない。
映画の冒頭で、エマが自分の年齢を15歳だと言うシーンがある。
浜辺さんの実年齢は20歳であり、最初は違和感があったが、すぐに慣れた。
しっかり演じられたと思う。

物語は、エマ、ノーマン、レイの3人を中心に展開する。
ノーマンを演じたのは板垣李光人さんという18歳の俳優さん。
全く知らない存在だったが、ノーマン役を見事に演じ切った。
今後も要注目の存在である。
レイを演じたのは城桧吏くん。
万引き家族での好演が印象的だった城くんだが、本作では・・・。
クールな役柄なのだが、ほぼすべてのセリフがたどたどしく、全く入って来ない。
レイを別の子が演じていたら、映画自体の印象も大きく変わっていただろう。
これでよし、とした監督さんにも巨大なはてなマークが付いた。

ストーリーは、ほぼアニメ版と同じ。
そのため、アニメを見てしまっていた私は、復習しているような感覚になってしまった。
初見だったら、もっと楽しめただろうか。
それでも、ひどく飽きてしまうようなことはなかった。
エマとノーマンと、ママ役の北川景子さんの功績大である。
また、映像も美しかった。

「約束のネバーランド」は、返す返すもレイが残念。
それを除けば、十分に健闘されたと思う。
原作を知らない人なら、なおさら楽しめるのではないだろうか。

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もっと注目されていい 大晦日 井岡一翔 対 田中恒成 [ヨモヤ]

大晦日、ボクシングの日本人頂上決戦が行われる。
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
世界4階級王者・井岡一翔 対 挑戦者 世界3階級王者・田中恒成。
二人合わせて7階級制覇の超豪華版である。

日本での知名度では井岡の方が上だろう。
デビュー当時から注目を集め、当時の国内最速記録を更新する7戦目で世界王者になった。
2011年から大晦日に試合をしており、
八重樫東との統一戦、
谷村奈南さんとの結婚、
現役引退そして復帰、
など話題にも事欠かない。
世界戦の勝利数は歴代最多、
日本ボクシング史上に残る選手であることは間違いない。

対する田中恒成は、海外での評価が高い。
イギリスのボクシング専門メディア「ボクシング・ソーシャル」が選ぶパウンド・フォー・パウンドで、
並みいる世界の強豪を押さえ9位に選出されている。
世界王者になったのは、井岡を上回り日本最速のキャリア5戦目。
15戦15勝の無敗で井岡戦を迎えることになった。

日本人対決というと、今や伝説のようになっている薬師寺保栄 対 辰吉丈一郎戦を思い出す。
両者が舌戦を繰り広げて前景気をあおり、テレビの視聴率は40%に及んだ。
視聴率という点では、内藤大助 対 亀田興毅戦もすごかった。
こちらも、プロレス的因縁の対決感が試合を盛り上げた。
畑山隆則 対 坂本博之戦も燃えた。

こうした過去の日本人対決より、井岡対田中の一戦はハイレベルだと思う。
世界での注目度も上だと思う。
もっと盛り上がっていい。

井岡が吠えている。
曰く、
「格の違いを見せる」
「自分にとってはビッグマッチでも注目カードでもない」
「田中とは本質的に持っているものが違う。どの部分でも差を見せられる」
本心なのか、挑発なのかわからないが、プロとして前景気をあおるのはアリだと思う。

個人的には田中の勝利を予想するのだが、ネットの予想では井岡勝利の方が若干多いように見える。
どんな展開になるのか、今からワクワクする。

散々な一年を吹き飛ばす好ファイトが見たい。
なにより無事に二人がリングに上がれることを祈る。

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プロ野球 100人分の1を楽しむ [ヨモヤ]

フジテレビ系列『S-PARK』のオフの名物コーナーである、
現役選手が選ぶ「100人分の1位」
を毎年楽しみにしている。
ベストナインやゴールデングラブ賞は記者投票で決まるが、選手間投票の方がより本質に近い気がするからだ。
今年の分野別のナンバーワンは以下のとおり。

守備部門:菊池涼介(広島)
走塁部門:周東佑京(ソフトバンク)
バットコントロール部門:吉田正尚(オリックス)&近藤健介(日本ハム)
変化球部門:菅野智之のスライダー(巨人)
スピードボール部門:平良海馬(西武)
パワーヒッター部門:柳田悠岐(ソフトバンク)

この企画は、現役選手が選ぶ、というところがミソだが、SNSで一般視聴者からの投票も募集しており、それとの違いを楽しむのも一興である。
ほとんどの分野で選手間投票と視聴者投票がほぼほぼ合っていたが、
視聴者票と選手票が最も食い違っていたのが変化球部門。
SNSの1位はモイネロで、2位は千賀、3位は山本。
選手間投票で1位の菅野はSNSではようやく4位。
これなど、打席に立たないとわからないということの典型だろう。

私が選ぶならこんな感じ。
選手間投票とそれほど変わりない。
全部パの選手になってしまったのは申し訳ない。

守備部門:源田壮亮(西武)
走塁部門:周東佑京(ソフトバンク)
バットコントロール部門:近藤健介(日本ハム)
変化球部門:山本由伸のカットボール(オリックス)
スピードボール部門:平良海馬(西武)
パワーヒッター部門:柳田悠岐(ソフトバンク)

守備は、守備率10割をマークした広島の菊池で異論はないが、私は源田に一票。これは好みの問題。
走塁は、連続試合盗塁の世界記録を作った周東で決まりだろう。ロッテも和田も楽しませてくれたけれど。
バットコントロール部門の近藤は、4割に最も近い打者だと思っている。
変化球部門は、モイネロのカーブと悩んだが、山本のオリックスでの孤軍奮闘ぶりを買って。
スピードボール部門では、私の推す平良が選手間でも選ばれたのが嬉しかった。
パワーヒッター部門は柳田で決まりだが、今年は西武勢の不振が際立った。

YouTubeを検索すれば、過去の100人分の1も出てくる。
これを見るのも、なかなか楽しい。
一流選手の一流のプレーは、眺めているだけで気分が上がる。
いつまでも見ていられる。

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来年には3万円との声が上がる株式市場への期待と不安 [経済を眺める楽しみ]

「不景気の株高」という言葉がある。
通常、株式市場は景気と連動して上下するはずが、景気が悪いにも関わらず上昇することがあり、
この言葉はそうした状況を示している。
こうしたことが起きる理由としては、
1 現時点では景気が悪いが、早晩回復する見込みが濃厚であるため
2 景気対策として金融緩和が実施され、余剰資金が株式市場に流れ込むため
といったことが挙げられるだろう。

2020年の株式市場は、まさに「不景気の株高」だったと言えるだろう。
実体経済は、「史上最悪の落ち込み」だったのに、
株式市場は、「バブル崩壊後最高値」を付けたのだから。

今年の株高の原因を考えると、先に挙げた「不景気の株高」の要因が見事に当てはまる。
今回の景気の落ち込みは、経済循環によるものではなく疫病によるものなので、その障害が除かれれば回復することが大いに期待できるうえ、
世界中が空前のレベルで財政金融政策を発動したので、いわゆる「金余り」にもなっている。

今月に入って、世界中からワクチンの接種が始まったというニュースが伝わって来る。
このことは、もちろん実体経済にとってプラスであり、
株式市場にもポジティブに働く。
ここまでのところ、株価も素直に反応しているようだ。
ワクチンが広がり、コロナ禍がある程度治まり、経済が正常化することを前提として、世界の株価が上がるという構図である。
すでに高くなっている気もするが。

証券会社の人をはじめ、市場関係者は、商売柄なのか強気の人が多い。
2020年の上昇を踏まえ、2021年には日経平均が3万円にトライすると見ている人が少なくないようだ。
業績に裏付けがない上昇であるだけに、そこまで上がるとは思いにくいのだが、まだ先があると考えているらしい。

零細投資家としても、生活人としても、株価には上がってほしいと思う。
しかし、これ以上の一本調子の上がり方には危うさを感じる。
急激に上がったものは、急激に下がる可能性があることは、これまでの市場で散々学ばされてきた。

上昇相場に乗らないと資産は増えていかないとわかりつつ、
ここで飛び乗るのにも気が引ける。
そううまくはいかないとわかりつつ、
今の水準を下限として、あとは業績に見合った上昇となればありがたいのだが。

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映画評 「新解釈・三國志」 [映画評]

今や福田雄一監督は、日本を代表するヒットメーカー。
「銀魂」の実写版の大ヒットに続き、
今年公開された「今日から俺は!!」も大きな動員となった。
失礼ながら、どれも似たような笑いとなるので、駄目な人はどれを観ても駄目だろう。
私は、「銀魂」の一作目には感銘を受けたが、「銀魂2」でもう銀魂には関わってほしくないと思い、
「斉木楠雄のΨ難」では結構楽しませていただき、
「ヲタクに恋は難しい」では全く楽しめず、
「今日から俺は?」では再び感心させられた。

本作「新解釈・三國志」には、
大泉洋さん、ムロツヨシさん、山田孝之さん、佐藤二朗さん、賀来賢人さん、橋本環奈さん、山本美月さん、岩田剛典さん、渡辺直美さん、小栗旬さん、西田敏行さん、広瀬すずさんといった、
いわゆるオールスターキャストが終結。
これも福田監督作品に共通の特徴。
これだけ出ていて、それぞれの人にしっかり見せ場を用意しているあたりはさすが。

私は、三國志には全く疎い。
何度か挑戦したのだが、その面白さがよくわからないままに挫折してしまった。
しかし、本作に関しては、三國志の知識がなくても全く心配はない。
三國志を詳しく知っている人なら、より一層楽しめる可能性もあるが。

ギャグのパターンも話の展開も、
福田監督らしく転がっていくので、意外性はないが安心して委ねられる。
どうしても観なければならない映画か言えばそんなことはまったくないが、
どうしても観なければならない映画など、それほどあるはずもない。
これだけの登場人物、これだけの壮大な話を、
ちゃんと2時間でまとめる手腕に酔いながら、
教訓とか感動とか求めずに、ポカンと口を開けて楽しめばいい。

主演の大泉洋さんは、コメディもシリアスも、何をやってもはまるが、今作もぴったり。
サポート役のムロツヨシさんはいつもどおりだが、今作ではそれでいい。

「新解釈・三國志」は、年末を楽しく過ごすための娯楽作。
コロナ禍で外出は控えるように伝えられるが、映画館の中は換気が効いた安全な空間とされている。
遠出が難しい昨今、本作で2時間をポカンと過ごすのもよろしからずや。

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年賀状をどうするか [ヨモヤ]

年賀葉書の発行枚数が減少を続けている。
ピークだったのは2003年の44億枚で、それが2019年には24億枚とほぼ半分になった。
印象としては、もっと減ったのではないかという気もする。
葉書を書くという文化そのものが廃れてきているし、
なによりもネットでやり取りできるのだから、それも当然であろう。

ネットの記事で、企業間でも年賀状廃止の流れがあると報じられていた。
例えば、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドや敷島製パンが、令和3年以降、年賀状でのあいさつをやめる方針だという。
たまたまこの2社が挙げられていたが、実際にはもっと多くの企業が同じような方針であろう。

理由はいくつかある。
まずは、虚礼廃止。
確かに、印刷された年賀状をもらっても、礼を尽くされている感じはしない。
次が、業務上の都合。
なんでも、在宅勤務の拡大で、社内で年賀状の作成を行う時間が取れなくなったところもあるらしい。
さらに、環境問題への意識の高まりである。
ESG経営を進める中で、大量に紙を使用する年賀状を続けていいのかという議論があったのだという。

企業としては、いろいろなコストがかかる年賀状については、やめたいというのが本音だろう。
しかし、お正月に年賀状、というのはなかなか捨てがたく、悩ましい部分もあると思う。

個人的にも、毎年悩む。
もう、いいんじゃないかな、と思うこともしばしばである。
しかし、年賀状でしかつながっていない人もいて、それを途絶えさせてしまうのも忍びない。
そうやってずるずる時を使ってしまい、いつもギリギリになってしまう。

年賀状。
文化としては残ってほしい。
個人としては悩む。

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