SSブログ

私がオーナーなら、迷うことなく新庄さんを獲得する [ヨモヤ]

近年、注目度を高めているプロ野球の12球団合同トライアウト。
今年は12月7日に行われる。
プロ野球チームを自由契約になった選手のうち、現役続行を望む選手たちが一堂に会し、
自らの実力をアピールする場。
人生をかけたラストチャンスという感じがドラマ性を醸し出している。

今年は、元日本ハムの新庄剛志さんが48歳にして挑戦するということで、一層注目を集めている。
去年の11月
「みんな、夢はあるかい? 1%の可能性があれば、必ずできる。
きょうからトレーニングを始めて、もう一回プロ野球選手になろうと思います」
と宣言された新庄さん。
果たしてどんなパフォーマンスを見せるのだろう。

普通に考えたら、無理に決まっている。
しかし、新庄さんは、かなり余力を残して引退された感がある。
また、足や肩など、身体能力はプロ野球界でも突出したものがあった。
だから今回の挑戦にも、ひょっとしたら、という期待がかかる。

もちろん、大方の見方は、
「駄目に決まっている」
というものだろう。
どんなに能力が高くても、
年齢が年齢だし、
15年間のブランクはあまりにも大きい。
戦力になるとは到底思えない、ということだと思う。

しかし、もし私がオーナーなら、絶対に獲得するように指示する。
これほどリスクの低い優良物件は滅多にない。

外国人選手の場合、年俸に見合う活躍をしてくれるかどうかが大きなリスクとなる。
日本の野球に適合しない可能性も小さくない。
トレードの場合、もといた選手より活躍してもらわないと割に合わない。

その点、新庄さんにはメリットしかない。
絶対に話題になるし、観客動員にも寄与すること間違いなしである。
そのうえ、
年俸は高くないだろうし、
誰かと交換するわけでもない。
それを言っては身も蓋もないが、ぶっちゃけ戦力にならなくても問題ない。
あり得るとすると、
「ふざけるな」
という生真面目なファンやチーム内からの反発だろうが、新庄さんのキャラクター的に、あまり深刻に考える必要はないと思う。

客寄せの選手を獲得することを嫌う方もおられるが、プロ野球はお客さんを喜ばせるためにやっているのだから、悪いこととは思えない。
チームを強化するのも、お客さんを喜ばせるための手段である。
試合に使うかどうかは現場の判断として、人気のある選手を獲得しようとするのは当然の選択だろう。

単純に、楽しそうに野球をしている新庄さんを見たいという思いもある。
同僚の選手にとっても、
新庄さんを見て、
新庄さんを見に来たお客さんにも見られて、
という環境は悪くないのではないか。

トライアウトはもう目前。
新庄さんが何回目かの奇跡を起こされることを楽しみに待とう。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事